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いちりん楽座「中国の文化 詩と音楽そして歴史」──二胡奏者の劉揚さんとの語らい──10月23日(水)14時半〜16時(開場14時)ゲスト:劉揚(りゅうやん 二胡奏者)参加費無料。どなたでも。GoogleMeet 下記をクリックするだけで参加...
22/10/2024

いちりん楽座「中国の文化 詩と音楽そして歴史」
──二胡奏者の劉揚さんとの語らい──

10月23日(水)14時半〜16時(開場14時)
ゲスト:劉揚(りゅうやん 二胡奏者)

参加費無料。どなたでも。
GoogleMeet 下記をクリックするだけで参加できる。
https://meet.google.com/boi-xwkb-qxa

中国の二胡奏者、劉揚さんとカタリバをセットした。
お月見コンサートで出会ったのが、一年前。
以来、いくたびも二胡の響きを鑑賞し、唐詩や古典など、中国文化について話してきた。いつも楽しい語り合い、響き合いとなる。
  ▽
いちりん楽座では、二胡の演奏もしてもらい、唐詩なども、ともに味わいたい。中国語の響きで読んでもらうと、じつに味わい深いのだ。

漢字の世界は、哲学的な概念や物の見方を一字に凝縮する。一字だけで深淵世界に持っていく力がある。そこにまた美がある。

そういった伝統ある世界を咀嚼してきたのが日本文化であった。また残念なことに中国は文化大革命などで、それまでの伝統を破壊したりした。そのあたりの話も聞いてみたい。

ゲストのプロフィール

二胡奏者。
劉揚さんの小学生の頃は、文化大革命の時代。夕方になると銃弾が飛び交う。それから医者になるための学習、そして来日。

立命館大学に入って苦学して卒業。持ってきた人民元はまったくの二束三文の紙切れ同然。医療関係の仕事をしていたが、仕事の時代は終えて、いまは二胡の奏者としていま全国で活躍している。

「やっと、自由に表現できる世界ができるようになって躍動しています」と。
  ▽
11月10日、春野の松本屋旅館のコンサートがきまっている。また、10月25〜27は、横須賀街道ちっちゃな文化展、さらには10月26日は袋井市浅羽の円明寺でお月見コンサートがある。

昨年のFacebookだが、演奏の様子が見られる。

https://www.facebook.com/ichirin123/posts/pfbid02jagnRaCG1JTqYpSHKxY2NRDTkAFuds9ooMZjRFvuvuoCMbmqne9XexzEobear25Kl

https://www.facebook.com/ichirin123/videos/1533730247432242/

いちりん楽座「岸のない河」臨死体験と、そこから蘇って生きることの奇跡10月17日(木)14時〜16時(開場13時半:雑談してます)ゲスト:長澤靖浩(作家)参加費無料。どなたでも。GoogleMeet 下記をクリックするだけで参加できる。ht...
14/10/2024

いちりん楽座「岸のない河」
臨死体験と、そこから蘇って生きることの奇跡

10月17日(木)14時〜16時(開場13時半:雑談してます)
ゲスト:長澤靖浩(作家)

参加費無料。どなたでも。
GoogleMeet 下記をクリックするだけで参加できる。
https://meet.google.com/wbk-nefn-fnp
  ▽
ゲストのプロフィール

13分間の心肺停止で臨死体験をする。10日間の昏睡状態。そこから、甦った。
生きているということはどういうことか。
それを臨死体験からもう一回照らし返す。その話を聞く。

長澤さんは、臨死体験をして、すべてが不二のプロセスということを実感した。
無限なる広がり。限りなき働き。それは清淨であり、とても安楽な世界。「固定したものではなくて「ひろがり」「働き」を体験した。
 ▽
いつもいつも広がっていくありよう。
河に石を投げたらずっと波紋が広がっていく。岸がないので、無限に広がり続けるだけ。

究極的に言うと良いも悪いもない。全てが「不二のプロセス」として進行している。
良かったとか残念だというのは、全部解釈。全ては不二のプロセスがただただ進行しているだけ。
ただし、生きてる限り解釈は止まらない。これからまだいっぱい解釈するし、死ぬまでは解釈は止まらない。
 ▽
臨死体験そのものは、語るほどに何も言うことはない。
しかし、戻ってきて旅したり、踊ったり、いろんなことをして、この世の障碍(しょうがい)の中で生きる体験をしている。
それを言葉にしていくが、言葉もひとつの障碍。
障碍だから真実そのものは表現できない。しかし、この裟婆で何かを表現できる。

そうしたことを語っていただく。池谷がインタビューする。
彼の体験を通して、死について、死後の世界についてのカタリバとしたい。
また、リハビリ、生きているさまざまな障碍についても語り合いたい。
 ▽
左の写真は、8月19日にクルマ椅子ごと、崖から転落。顔を打った。頚椎損傷の大怪我のとき。右の写真は、9月8日退院 翌日大阪文学フリマのときのもの。

著書:
『魂の螺旋ダンス はるかなる今ここへ』(評論)第三書館
『ええぞ、カルロス』(絵本)大阪市教育委員会
『蝶を放つ』(小説)鶴書院
『臨死体験であの世がわかった著者が訳した超簡単訳歎異抄・般若心経』(仏教書)銀河書籍
『浄土真宗の法事が十倍楽しくなる本』(仏教書)銀河書籍
『一三分間、死んで戻ってきました』(エッセイ)ひかる工房
 ▽
※今、体調不良のまま、出版、学者との対談、行政との裁判、ひとりでやっています。こんなに弱っている人がまだ最後までやろうとしているというのが、分かち合える元気であり、一種のグリーフケアだと思います。(長澤談)

いちりん楽座「鎌倉散歩」10月5日(土)14時〜16時(開場13時半)ゲスト 入江経一(建築家、デザイナー、画家)参加費無料。どなたでも。GoogleMeet 下記をクリックすれば参加できる。https://meet.google.com/...
26/09/2024

いちりん楽座「鎌倉散歩」
10月5日(土)14時〜16時(開場13時半)
ゲスト 入江経一(建築家、デザイナー、画家)
参加費無料。どなたでも。
GoogleMeet 下記をクリックすれば参加できる。
https://meet.google.com/wbk-nefn-fnp

今朝、初めてGoogleMeetでお会いした。
その前に、としべえさんが「この人のスケッチがすばらしい」と教えてくれた。それで、Facebookにアクセスしたら、なるほどとてもいい。

鎌倉にお住まいなので、散歩しながら気ままにスケッチされている。
そのイラストのタッチが、ラフで無駄がなくてすっきり、味わい深い。

入江さんのスケッチを見ながら、鎌倉の話を語り合いたい。

鎌倉時代の歴史のこともあるし、日蓮の活躍した舞台でもあるし、江ノ電とか風情ある町並みもあるし、いろいろな文化人が暮らしている土地でもある。そんなことで、気ままな鎌倉散歩。

プロフィール

入江 経一(いりえ けいいち、1950年生まれ)建築家、工業製品デザイナー・キュレーター・デザインディレクター。デザイン教育者。
デザイン教育者としての専門はインタラクションデザイン理論やインタラクションデザインプログラム。建築とアート、デジタルネットワーク環境など。多摩美術大学美術学部、情報科学芸術大学院大学教授を歴任し、現神戸芸術工科大学大学院/芸術工学部映像表現学科教授。

経歴
1974(昭和49)年、東京芸術大学美術学部建築科卒業、1976年同大学大学院修士課程修了]。大学院時代に建築評論も行っていた評論家の多木浩二と出会ってMOMAでの都市展(1975年)に向けて1年半のリサーチと制作にかかわり[10]都市フィールドワークとその理論化を図る。

1976~1980年、東京工業大学篠原一男研究室に所属。1980年、入江建築設計事務所設立、1987年、パワーユニットスタジオに改称[12]。1998~2000年、多摩美術大学美術学部情報デザイン学科教授。1997年にIAMAS/イアマス・岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー講師。2000年から2010年、岐阜県立情報科学芸術大学院大学教授を務める。

いちりん楽座8月18日(日)14時〜(開場13時30分)テーマ「懲役18年。なぜ、そんなことに。そしていま」逮捕の前、逮捕から懲役18年間、そして出所してからのこと。その体験を聞いてみたい。池谷が司会しインタビューしていく。けれども一方的な...
10/08/2024

いちりん楽座
8月18日(日)14時〜(開場13時30分)
テーマ「懲役18年。なぜ、そんなことに。そしていま」

逮捕の前、逮捕から懲役18年間、そして出所してからのこと。
その体験を聞いてみたい。
池谷が司会しインタビューしていく。けれども一方的なお話ではなくて、参加者同士のカタリバにしていきたい。

ゲスト:加藤三郎

加藤さんは、太田龍などの著作や日雇労働の過程で「日本帝国主義の悪行」を知り、反日主義思想を培った。日本はアイヌや蝦夷の人々を抑圧してきた歴史がある。
そこで、戦争で儲けている企業(三井アルミ)や帝国主義日本の背景にある神社本庁や平安神宮の放火、東急観光爆破、東大法文1号館爆破をした。犯行声明を出していった。
そして、OSHO(バグワン・シュリ・ラジニーシ)のコミューンにいたとき、逮捕される。
手錠をはめられ合掌している姿を、私は新聞で見た記憶がある。1970年台。
そして、懲役18年をくらったわけだ。
  ▽
「日本帝国主義に鉄槌を浴びせる、などという意識ではなく、精神的、思想的な意味で、歴史的な批判、宗教的な批判、原住民の世界観の復権、それを世界的な規模で繋げていく思想闘争みたいな意識が強かった」と言う。

獄中、論考とエッセイを書き「思想の科学賞」を受賞(1988年)。

「カタリバだから、いろいろ批判し言われると思うけどいいですか?」と聞くと、「私はどんな批判も,構わないです。どこまでそうしたことについて,話し合える力が私にあるかは、わかりませんが、私なりに話すしかない。どうして、こんな生活になってしまったのか、ほんとうに考え、これを克服することに,実践的に踏み出す必要がある」とも。
  ▽
出所以来、生計を立ててきたのは、山仕事。やまで榊の枝を切り、花市場で卸売。仏花用のシキミの枝,生花ようのドウダンツツジ、アセビ、ハイゴケなども。
地元の道の駅に出荷して、、岐阜生花市場、名古屋市のヤマエ生花市場、名港フラワーブリッジ市場でも売るようになり,生計が立つようになる。「いまは鉄くず屋をやっている」という。
そのあたりも聞きたい。
  ▽
参加ご自由。参加費無料。途中入退室可。
GoogleMeet
以下をクリック。
https://meet.google.com/gsx-wcfc-ray

池谷がインタビュー。たぶん2〜3時間語り合っていると思う。カタリバなので、参加者からの意見や質問、感想もご自由に。
  ▽
禁固時代、ヴィルヘルム・ライヒの著作に出会い、「反日思想」からの離脱を自覚した。そしてライヒのその生体エネルギー法のワークを実践した。

人は悲しみ、怒り、寂しさなど負の感情に出会うと、胸の筋肉が硬直して、鎧のようになる。それを叫びや慟哭などで徹底して深入り体験すると、すこーんと抜ける。そして、あるがままの自分に立ち返るという心理療法だ。
  ▽
「OSHOがライヒを高く評価していたこともあり、私は1987年頃までライヒの考え方に依存していました。けれども、OSHOに依存してしか,私の犯罪について理解していなかった私の在り方の、あまりの安易さ。その気づきが,私にはとても重要でした。それが、サニヤシン(放棄、すべてを捨てるという意味だが、この場合、OSHOの弟子という意味を持つ)のOSHO依存、個人崇拝批判の核心にあります」


加藤さんのFacebookに記載されているので、以下すこし補って紹介する。

現在、鉄くず屋
以前の職業: 名古屋ヤマエ生花市場での卸売の野の花社代表
以前の職業: 岐阜生花市場への出荷の生産者
以前の職業: 荻島瓦葺き屋の従業員
以前の職業: 七宗町道の駅ロックプラザへの出荷の野の花社代表
以前の職業: 熊本刑務所の受刑者
以前の職業: 東京拘置所の被拘禁者
以前の職業: 公団住宅入居申請代行会社の宣伝部員(アルバイト)
以前の職業: サマデイ瞑想センタのスタッフ
以前の職業: 京都府丹後半島禅海寺のスタッフ
以前の職業: シャンティユガ瞑想センターのセンタースタッフ
以前の職業: 酒問屋坂本屋のアルバイト作業員
以前の職業: 高田馬場日雇い労働差者の寄せ場の日雇い労働者
以前の職業: 大阪西成区の日雇い労働者の寄せ場、釜ヶ崎の日雇い労働者
以前の職業: 松田組の従業員 労働者
以前の職業: 釜ヶ崎日雇い労働者の寄せ場の日雇い労働者
以前の職業: 木村組の作業員
以前の職業: 笹島寄せ場の日雇い労働者
以前の職業: 松田組の作業員
以前の職業: 木本土建の作業員
以前の職業: 金石土建の作業員
以前の職業: ヤング・ポップの従業員
以前の職業: 熊谷組下請け飯場の作業員
以前の職業: 金石土建の土木作業員
以前の職業: 荻窪牛乳店の従業員
以前の職業: 早稲田大学理工学部生協の従業員
以前の職業: 金石土建の作業員
県立加茂高校に在学
岐阜県 加茂郡在住

いちりん楽座 テーマ:障碍(しょうがい)があるから楽しいこの世ゲスト 長澤靖浩(ながさわ やすひろ)6月8日(土)14時〜17時(入室は13時半から 雑談)    ▽参加ご自由。無料。途中入退室可、顔出し自由。GoogleMeet 下記をク...
01/06/2024

いちりん楽座 
テーマ:障碍(しょうがい)があるから楽しいこの世
ゲスト 長澤靖浩(ながさわ やすひろ)

6月8日(土)14時〜17時(入室は13時半から 雑談)
  ▽
参加ご自由。無料。途中入退室可、顔出し自由。
GoogleMeet 下記をクリックすれば参加できます。
https://meet.google.com/ohk-xxgz-znx
  ▽
10年前、13分間の心肺停止から奇跡的に蘇生した長澤さんは、酸欠状態の長かった脳に後遺症が残り、車椅子ユーザーとなった。

意識不明状態で経験した臨死体験は「この上のないやすらぎと覚醒」の世界だったという。

しかし、その世界はどのような意味でも「障碍」がないために、どんなドラマも生まれない静寂だけの世界だった。

蘇生したら、この世は障碍だらけで、だからこそ毎日が出会いや驚きに満ちたワンダーランドなのだと目覚めた。
  ▽
しかも、実際に自身は狭義の意味での障碍者になった。
そして社会もまた障碍だらけであった。
そこから始まった障碍へのチャレンジ。
二度とベッドから起き上がれないと言われていた体のリハビリ。

長澤さんの考えでは、真のリハビリとは準備された医学的プログラムのことではなく、やりたいことをやろうとして、諦めずに挑戦し続けることだという。

障碍者としての権利を得るための行政とのやりとり、就労支援でのさをり織りの体験や、障碍のあるなしにかかわらず一緒に踊るダンスバリアフリーへの参加。
そして車椅子による日本中や海外への一人旅。

そこでは様々な困難や差別にも出会うが、見ず知らずの人の温かい援助がいつも行く手を開いてくれる。

心臓発作以前よりも、この世の味わいは深くなり、生きていることのすばらしさを痛感しているという。
  ▽
前回までのいちりん楽座では狭義の「臨死体験」を主題のように扱ったため、それがどんなものであるかに話題がフォーカスした。

しかし、今回はむしろ、蘇生してからの「障碍だらけの世界で生きることのすばらしさ」を実体験中心に語っていただく。

実際、近著『一三分間、死んで戻ってきました』の本当に重要な部分は、むしろ後半のその部分なんです、と長澤さんは語る。

え? 電動車椅子での行動で、そんなことまでできるの?
そんなに人生を楽しめるの?

そのレポートは、私たちひとりひとりの困難に満ちた人生もまた照らし出してくれるかもしれない。
  ▽
前半は主に池谷が、蘇生後の長澤さんのライフストーリーをインタビューしていきます。

後半は「障碍だらけのこの世を生きること」についての参加者の様々な声を交響させましょう。

https://bookscope.thebase.in/items/84975205

いちりん楽座「13分間死んで戻ってきました」5月19日(日)14時〜17時(入室は13時半から)GoogleMeetで行う。下記をクリックすれば参加できる。参加ご自由。無料。どなたでも。https://meet.google.com/asj...
14/05/2024

いちりん楽座
「13分間死んで戻ってきました」
5月19日(日)14時〜17時(入室は13時半から)
GoogleMeetで行う。下記をクリックすれば参加できる。
参加ご自由。無料。どなたでも。
https://meet.google.com/asj-herx-onx

突然の心肺停止13分間。蘇った長澤さんの感じた世界は、生死を超えた世界は、尽十方無碍光(じんじっぽうむげこう)であった。
そこから帰還することで、わかった。
「この世は障碍(しょうがい)があるからこそのワンダーランドである」と。

言葉も、ありのままの透明な覚醒を妨げる障碍(しょうがい)である。
しかし、その障碍があるからこそ、美しい物語を紡ぐことができる。
そんな体験を語ってもらう。

死について考える「カタリバ」。
死ぬのは確実。いつ死ぬのかわからない。
死んだらどうなる?
分かる人はだれもいない。
でも、臨死体験者はたくさんいる。
友人の長澤さんは、その一人だ。
死の世界の垣間見たようだ。
  ▽
それは、暗黒ではなく、無ではない世界。
はかりなきひろがりの世界であった、という。
「無碍光如来」(むげこうにょらい)という言葉がある。
親鸞が述べている浄土の世界だ。
限りなきひろがりのある無限世界、そしてそこは清浄そのものだ。
彼はその世界にいた。あったのだ。
そして、そこからこの世に戻ってきた。
  ▽
そのまま、その世界にいればよかったのか。
どうして、この障碍の多い世界にもどってきたのか。
そこが、興味深い。
限りなきひろがりのある無限世界であるゆえに、そこは安住の世界ではなかったらしい。
この障碍の多い、悩みと苦悩の多き世界ゆえに、ダイナミックな世界があるというのだ。運動機能に障碍が起きたが、それはそれとして多方面に活躍している。

ということで、この煩悩多き世界で遊んでいる長澤さんをゲストに「いちりん楽座」を開催する
ゲスト長澤 靖浩
1960年 大阪生まれ
2013年 心室細動で13分間心肺停止し、臨死体験。死生観に大きな変化をもたらす。
著書に『一三分間、死んで戻ってきました』
https://bookscope.thebase.in/items/84975205
東京でのお話の一部
https://www.youtube.com/watch?v=uhM1PckjlMU

28/04/2024

『法華経』ってなんだ? というテーマで「いちりん楽座」を開催した。
若本大作さんが、これまでの伝統的な本門迹門という分け方ではなく、『法華経』の説法の対比構造に着目して分析整理した。
伝統教学の枠組みを突破した自分なりの見方であり、こうした分類法はとてもわかりやすく、新鮮な切り口であった。
  ▽
あとは自由なカタライ。以下ランダムに。

「仏」とか「成仏」というのが、その実態はなにか。達成できるものなのか。
『法華経』でたくさんの記別(仏になるという約束)をブッダから与えられても、何万年も何十万年も生死を繰り返して成仏するという。
その間「私」というアイデンティティをもって修行するのだろうか。
智慧第一の舎利弗にしても、「汝未来世に於て、無量無辺不可思議劫を過ぎて、若干千万億の仏を供養し、正法を奉持し菩薩所行の道を具足して、当に作仏することを得べし」と述べられる。無量無辺不可思議劫というのは、天文学的な時間だよ。
  ▽
しかし「私」というしても意識を持っていくら修行したとしても、成仏きるはずがないではないか。「私」そのものが解放・脱落されなければ、成仏はないのではないか。逆に言えば「私」そのものが脱落したら、今生で成仏は可能とは言えないか。真宗の「妙好人」のような生き方はどうなのか。

「私と他」を分けるものはなにか。脳か、心臓か、あるいは免疫系か。
神智学で言うところのアストラル体、コーザル体のような考え方はどうか。スウェーデンボルグの言う霊界の構造について。
  ▽
『法華経』のエッセンスは、南無妙法蓮華経と日蓮は言うが、それはどうしてか。
そして、それを唱えるとどういう効果があるのか。現実の引き寄せ力、イマジネーション、モチベーション、呼吸法による心身の活性との関係。
他のマントラとはどう違うのか。

この世界がどのように閉塞的になっていって、いかに管理されていっているのかの事例。宗教はそれをどう超えられるのか。むしろ人民支配のためのシステムとして作用するのか。

今の暮らしをどうしたらいいのか。これからどうなるのか。
そして、やがて訪れる死をどうとらえるか。「死」とはなにか。

ということで、次回は5/3(金)14時から、13分間の臨死体験した長澤さんをゲスト「いちりん楽座」を開催する。

昨日のカタリバのデータ

いちりん楽座の案内。カタリバ『法華経』ってなんだ?4月28日(日)14時〜17時。(入室は13時半から)参加費無料。どなたでも。GoogleMeetで行う。下記をクリックすれば参加できる。https://meet.google.com/as...
23/04/2024

いちりん楽座の案内。

カタリバ『法華経』ってなんだ?
4月28日(日)14時〜17時。(入室は13時半から)
参加費無料。どなたでも。

GoogleMeetで行う。下記をクリックすれば参加できる。
https://meet.google.com/asj-herx-onx
 ▽
日本で有名なお経は二つ。『般若心経』そして『法華経』だ。
まず『般若心経』は『大般若経』六百巻のエッセンスで、短く要約されている。よく写経もされる。呪文のようにして加持祈祷にも使われる。

そしてもうひとつは『法華経』だ。
聖武天皇が全国の国分寺に収めて読ませたり、聖徳太子が注釈書を書いたり、平安時代、最澄が天台宗をもたらしたとき、枢要な経典として比叡山で学ばれ続けるようになった。
鎌倉仏教の祖師たち、法然、親鸞、道元、日蓮などは『法華経』を中核に学び修行した。日本仏教の源泉の一つといえる。とくに日蓮は、『法華経』こそが最高至極のものとして南無妙法蓮華経というお題目を唱えることが成仏道とした。
また、戦後に興隆した新興宗教も『法華経』を大切にしている。霊友会、立正佼成会、そして創価学会など。
  ▽
しかし、この『法華経』。「すごい、すごい」と言われながら、その真意を理解するのは難しい。そもそも、しっかり読む人はなかなかいないのだ。

ひとつには、原始仏典と違って、展開の仕方がSFX的すぎる。神話、寓話、アニメ。メタファーの世界。

内容をつかもうとしても、「法華経はすごいんだぞ」と『法華経』自身が自己賛美するばかり。「信ずればわかる。毀謗したら地獄に落ちる」みたいな言い方もされる。「はて、とはいうものの、いったいなにがどうすごいのか。なにが本体なのか?」。かなり理解し難い。
  ▽
『法華経』には何が書かれていて、『法華経』の作者は何を言いたいのか。
『法華経』を構造的に把握してみたい。
ゲストの、若本大作さんが、独自の解釈で展開してくれると思う。

一方的な講座ということではなく、ともに疑問を投げ出し語り合うという、カタリバである。
参加者は、参加する前に一度『法華経』を読んでおいてくれるといいんだけれど、まあ読んでなくても、まったく大丈夫。ちと専門的な用語が飛び出してくるけど。「そもそも意味わからんとガンガンとツッコミを入れてくれればありがたい。

「Being Peace 平和を生きる~プラムヴィレッジスタイルのマインドフルネス」いちりん楽座の案内2月27日(日)19時30分〜20時30分(19時から開始前の雑談タイム)参加ご自由、参加費無料、途中入退室自由。顔出しもご自由。Goog...
25/02/2024

「Being Peace 平和を生きる~プラムヴィレッジスタイルのマインドフルネス」

いちりん楽座の案内
2月27日(日)19時30分〜20時30分(19時から開始前の雑談タイム)

参加ご自由、参加費無料、途中入退室自由。顔出しもご自由。
GoogleMeetで行う。Googleのアカウントがあればワンクリックで参加できる。
https://meet.google.com/cda-bdoe-hap

テーマ:マインドフルネスについての語り合い。
翻訳家の島田圭介さんにゲストとして登場していただく。

実際にプラムヴィレッジでリトリートを体験し、ティク・ナット・ハン師の数多くの著作を翻訳している島田啓介さんに、なぜプラムヴィレッジに惹かれたのか? 30年のお付き合いのあるティク・ナット・ハン師とそのお弟子さんとの体験を中心にかってもらう。

今回プラムヴィレッジから5人のダルマティーチャー(法師)が来日するが、そのツアーの世話役のひとりとして、この来日に望むこと、おすすめポイントなども紹介。

プラムヴィレッジ(すもも村)は、フランスに亡命したティク・ナット・ハンにより、1982年に南フランスに開設された。僧侶、尼僧、一般の在家修行者たちのために開かれた仏教共同体。ベトナム、日本などのアジアをはじめ、ヨーロッパ諸国、イスラム教の人など、200人以上のブラザー、シスターと呼ばれる僧侶、尼僧が暮らす、ヨーロッパ最大の仏教僧院です。この共同体は、世界中から何千人もの宗教、宗派を超えたリトリート(瞑想会)参加者を迎えている。

子どもも一緒に家族でサマーリトリートに参加する人も多く、夏には湖の畔でテントを張ったり、冬にはクリスマスや新年のお祝いをしたりと、年間を通して多くの人がプラムヴィレッジでマインドフルネスを実践している。

◎講師紹介 島田啓介
翻訳家、精神保健福祉士(PSW)・カウンセラー、マインドフルネス瞑想案内人、マインドフルネス・ビレッジ村長。体と心の癒しに取り組む里山ハウス「ゆとり家」主宰。(https://www.yutoriya.net/)

丹沢の里山での生活と瞑想・翻訳・執筆活動を実践中。90年代初期に出会ったマインドフルネス瞑想を実践しながら、様々な分野での伝え手となる。95年のティク・ナット・ハン来日ツアーの中心メンバーで、師の著作の翻訳の多くを手がける。

マインドフルネスを中心にした講演、講座、研修など多数。翻訳書や雑誌などへの執筆多数。研修、授業、オンライン講座、個人面談にも、「日常で活かせるマインドフルネス」の手法を取り入れている。

プラムヴィレッジ
https://www.tnhjapan.org/plumvillage

いちりん楽座の案内「一遍上人を語る」2月17日(土)13時〜15時(入室は12時半から可 しばし雑談)参加ご自由、参加費無料、途中入退室自由。顔出しもご自由。GoogleMeetで行う。Googleのアカウントがあればワンクリックで参加でき...
04/02/2024

いちりん楽座の案内
「一遍上人を語る」
2月17日(土)13時〜15時(入室は12時半から可 しばし雑談)

参加ご自由、参加費無料、途中入退室自由。顔出しもご自由。
GoogleMeetで行う。Googleのアカウントがあればワンクリックで参加できる。
https://meet.google.com/cda-bdoe-hap

鎌倉時代の祖師たちは、それまで鎮護国家として位置づけられていた仏教を、一人ひとりの生き方の教えとして弘めていった。
動乱期のなか、時代の価値観を突破していく凄さ、探究心、人間的な魅力を感じさせる人たちが現れた。
その代表的な祖師たちが、法然、親鸞、道元、日蓮、そして一遍だと思う。
一人ひとりが、じつに魅力的だ。

法然のチャレンジ精神と寛容な人柄。親鸞の実存的な深み。道元の透徹した哲学性と修行の深遠さ。日蓮の信念と行動力、弟子に対する思い。そして、一遍の突破力。

今回は、一遍を取り上げたい。
一遍は、亡くなるときに、惜しいかな自らの著作をすべて焼却してしまった。「一代聖教皆尽きて南無阿弥陀仏に成り果てぬ」そして死後のことについては「葬礼の儀式をととのふべからず。野にすててけだものにほどこすべし」との指示を与えた、という。
ゆえに著作など、伝えられるものがほとんどない。
しかし、踊り念仏や、「一遍上人絵伝」などにわずかに伝えられている。

一遍は時衆を率いて遊行(ゆぎょう)を続け、民衆(下人や非人も含む)を踊り念仏と賦算(ふさん)とで極楽浄土へと導いたとされる。

踊り念仏など、いまの言うと、パンクロックのようなエネルギーであったと思う。勇躍歓喜の念仏の踊り。

その絵伝を見ながら、みんなで語り合いたい。
一遍上人の生き方と教え。
絵伝にみられる庶民の暮らし。

一遍の教えとして伝えられているのが次の言葉。「よろづ生きとし生けるもの、山河草木、吹く風、立つ浪の音までも、念佛ならずといふことなし」と。

「念佛の行者は智慧をも愚癡をも捨て、善惡の境界をも捨て、貴賤高下の道理をも捨て、地獄をおそるる心をも捨て、極樂を願ふ心をも捨て、又諸宗の悟をも捨て、一切の事を捨てて申す念佛こそ、彌陀超世の本願に尤もかなひ候へ。
かやうに打ちあげ打ちあげ唱ふれば、佛もなく我もなく、まして此内に兎角の道理もなし。善惡の境界、皆淨土なり。外に求むべからず。厭ふべからず。
よろづ生きとし生けるもの、山河草木、吹く風、立つ浪の音までも、念佛ならずといふことなし。」

今回は、断食道場を主催している松浦さんと語り合いながらすすめていく。
ティク・ナット・ハンのこと、断食のこと、特別支援教育のこと、ミャンマーの瞑想のこと、内観療法や野口整体なども語られていくと思う。

松浦寿郎さんのプロフィール

東京の東向島の生まれ。東京学芸大学教育学部卒業後、公立学校で教職(特別支援教育)に就くかたわら、各種の心理療法、ボデイワーク、野口整体を学ぶ。

ベトナムの禅僧で平和活動家のティク・ナット・ハンとの出会いを機に仏道に親しみ、日本各地の禅寺に参禅。インドとミャンマーを巡拝し、ヴィパッサナ瞑想を学ぶ。四国遍路を歩いて結願。出羽三山で修験道を行じる。2005年 福井県小浜の仏国寺(曹洞宗)にて受戒得度し在家の仏弟子(居士)となる。法名は「寿山善道」。

熊野の巡拝および四国遍路の折に、一遍上人にご縁を感じ、踊り念仏をはじめる。2015年3月、 山梨県北杜市にくらしの道場「ひのはる庵を開庵。2015年5月より、ひのはる坐禅断食会を主宰。

いちりん楽座「日蓮の墨筆を読む」②人間としての日蓮の魅力をその墨跡をもとに学んでいく。生き方、人柄、時代背景、後世に与えた影響など、自由に論議していく。2月12日(祝)13時〜15時 12時半から入室可(雑談から)参加ご自由、参加費無料、途...
01/02/2024

いちりん楽座「日蓮の墨筆を読む」②
人間としての日蓮の魅力をその墨跡をもとに学んでいく。
生き方、人柄、時代背景、後世に与えた影響など、自由に論議していく。

2月12日(祝)13時〜15時 12時半から入室可(雑談から)

参加ご自由、参加費無料、途中入退室自由。顔出しもご自由。
GoogleMeetで行う。Googleのアカウントがあればワンクリックで参加できる。
https://meet.google.com/cda-bdoe-hap

日本仏教の祖師たちの中で、日蓮ほど弟子檀那に対してお手紙を書いた人はいないだろう。そして、じつに名文が多い。きめこまかな内容のものが多い。

講師は、私の長年の親友、犀角独歩さん。これまで1,000件もの日蓮墨跡を抽出して深掘りしている。
二人で論議していくが、一方的な講義ではない。参加者はどんどん話に突っ込んでいただきたい。

①日蓮その人の墨書である。その勢い、息遣い、掠れ具合など、闊達で自由な筆使いがじつに味わい深い。「日蓮がたましひを すみにそめながしてかきて候ぞ」(経王御前御返事)
②たった一節でも、人柄、暮らしぶり、信念が偲ばれる。このときはどういう時代で(壮年期、佐渡流罪中、身延での隠棲期)、どんな弟子に対しての手紙だろうか、など。
③この一節は、どういう法門のため書かれているのか。どういう位置づけになるか、など。
④日蓮の遺文には、「真筆」「曽存:真筆はあったが紛失。消失して写本だけ残る」「後世の偽書」「真義未決」のものがある。古文書の読み方、書誌学的な見方も学んでいく。

講師:犀角独歩(さいかく・どっぽ)。本名 岩立盛郷(いわたちせいごう) 一九五五年、熱烈な創価学会 員を両親に東京に生まれる。三十五歳のとき、創価学会を脱会し大石寺に移る。宗務院教学部・内事部『大日蓮』編集室嘱託。四十歳で棄教。脱会者支援を始め、日本脱カルト研究会入会、元会報編集長、元理事。 日蓮宗現代宗教研究所等で執筆。日蓮の実像を追及。いまは主に『宗教問題』に執筆。

いちりん楽座1月28日(日)19時〜21時(18時半から雑談トーク)ゲスト 一尾茂疋(いちお しげひこ:瀬戸ツクルスクール)参加ご自由、参加費無料、途中入退室自由。顔出しもご自由。GoogleMeetで行う。Googleのアカウントがあれば...
24/01/2024

いちりん楽座
1月28日(日)19時〜21時(18時半から雑談トーク)
ゲスト 一尾茂疋(いちお しげひこ:瀬戸ツクルスクール)

参加ご自由、参加費無料、途中入退室自由。顔出しもご自由。
GoogleMeetで行う。Googleのアカウントがあればワンクリックで参加できる。
https://meet.google.com/cda-bdoe-hap
  ▽
政治が問題、教育が問題、行政が動かない‥‥言いたいことはたくさん。

しかし、いくら叫んでも現実は動かない。エネルギー使い、イライラして、時間なくす。

自分で作る。自分の思いを実現していくことがたいせつ。とはいうものの至難。

しかし、この一尾さんはその道を開いている。
自ら実践している人の話を聞くと、力づけられる。体験から得られた知恵は貴重だ。
  ▽
一尾茂疋(いちお しげひこ)さんは、幼稚園から小中一貫校、そしてカレッジに至るまで、トータルに運営している。「市民立小中高一貫校」と呼ぶ。

小中高一貫校の授業料は、公立並み(月に6千〜8千円)。
生徒は80名余、常時40名余の生徒が通う。その教育環境を求めて、教育移住した家族が50名近くいる。

その実践の経緯、スクールのシステム、これからの展望を聞く。講座ではなくて、参加者からどんどん質問してもらって語りあいの場にしていきたい。

※一尾茂疋
1975年生まれ、愛知県瀬戸市在住。大学卒業後は、流通業、外資系医療機器メーカー、進学塾、出版社、海外語学学校、個別指導塾、国内大手英会話スクールなどで勤務。ツクルスクールは、2014年にスタート。
  ▽
全国で不登校児は30万人いる。どんどんと増えている。コロナ禍の影響もあるが、今の学校自体が、社会に適応していないってことではなかろうか。

公教育が、社会で生きていく力を養うものになっていいるのかどうか。子どもの才能の芽を摘んでいないか。偏差値教育は、子どもを萎縮させ、あるいは傲慢にさせる。

子どもは、興味を抱いたところから深掘りする。すごい集中力で学んでいく。ところが、試験のために学んだら身につかない。自分の好きなことを伸ばしたほうがいいにきまってる。

一斉授業は、能力のある子には時間のムダ。授業ついてこれない子は、萎縮してしまう。

自分にあったものを、「自分が選んで自分で深めていく」のがいい。とくに低学年は、子ども同士思いきり遊びまくることが一番の学びとなる。人生の財になる。

いい会社・安定した会社に行こうとすると、偏差値教育のワナにはまる。自分で独立して生きていける道があるのだと思う。そこを「出口」としていけば、学びのあり方は大きく変わる。

いちりん楽座の開催。池田大作著『人間革命』を読む。創価と戦後史。『人間革命』を素材に、戦後どのようにして創価学会は発展していったのか。それを戦後史、占領政策を背景に読んでいく。 ▽1月17日(水)19時〜21時(入室は18時半〜雑談)参加費...
15/01/2024

いちりん楽座の開催。
池田大作著『人間革命』を読む。創価と戦後史。

『人間革命』を素材に、戦後どのようにして創価学会は発展していったのか。それを戦後史、占領政策を背景に読んでいく。
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1月17日(水)19時〜21時(入室は18時半〜雑談)
参加費無料 どなたでも参加自由 途中入退・顔出し自由
GoogleMeet:Googleアカウントがあれば参加可能。スマホはアプリのダウンロードが必要。下記をクリックするだけ。
https://meet.google.com/cda-bdoe-hap
  ▽
最大の宗教団体である創価学会は、当初は創価教育学会といとった。戦争中、治安維持法と不敬罪で大幹部は投獄される。初代会長の牧口常三郎は獄死。後に二代目会長となる戸田城聖は、獄中で悟(さとり)ともいえる体験を得る。

そして、出獄したのは1945年の7月3日。終戦詔勅の42日前だ。
出獄したした戸田は、政界の黒幕 古島一雄を訪ねる。
そして、敗戦の予測を聞く。「一ヶ月以内」と。

それを聞いた戸田は、やがてアメリカ軍が侵略すると必要になるのは、日米会話だ。そこで通信教育の準備に入る。そして、8月30日に、すでに朝日新聞に、日米会話の通信教育の広告を出す。やがて、出版社を作り、信用組合で金融業も始める。その営業部長いが、池田大作(後の第三代会長)というわけだ。
  ▽
戸田は、もとより実業家であった。当時、17もの会社を経営していた。証券会社ももっていた。炭鉱会社も大阪の油脂工業手中に収めるような勢いであった。政界の黒幕との付き合いもあった。岸信介とも懇意である。

その戸田城聖によって、創価学会は再建された。戸田というたったひとりから、やがては75万世帯と発展してゆく。(1951年:昭和26年 5月3日に75万世帯の折伏を達成し、7年後に亡くなる 58歳)

その後を継承した池田大作は、750万世帯の達成を目標とし、いまや公称1200万世帯である。そして、創価学会の政治部とも位置づけられる公明党は、政権与党。選挙のときには、550万から850万票もの得票がある。

その創価学会の躍進を戸田城聖の出獄の場面から描いていったのが『人間革命』である。著者は池田大作ということになっているが、私は疑っている。あまりに表現、展開が見事だから。

そして、途中でゴーストライターのS氏が亡くなると、新聞連載は休止。何年かたって、再開されるが、まったく文章の勢い、切れ味は落ちていく。そして、次の『新 人間革命』となると、これはもう聖教の新聞記者のレベルに落ちていく。

劇作者の、井上ひさしの感想が面白い。
───感想としては、「これは恥ずかしい」のひとこと。自分のことをここまで持ち上げて書くことのできる神経は普通ではない。
いや、ほとんど異常といってよい。含蓄のかけらもない図々しい人間にしかこういう文章は書けないと思う。
ひょっとしたら「山本伸一」(作中の主人公、作者の池田大作自身)にごまをする代作者の筆になるものかもしれない、それならまあ分からないこともないのであるが…
いずれにしてもこの「人間革命」を読んで筆者は池田大作と創価学会に対する興味をあらかた無くしてしまった。(井上ひさし箸 「ベストセラーの戦後史」より)

※いちおう、第一巻の「黎明」の章だけ、テキストにしておきました。池谷が勝手にゴシックにしたりカラーにしたりしています。

https://docs.google.com/document/d/1d_-lhjMmqwH-tU84IK9Mmc9SGyplLcRFL8bpbo_l-1o/edit?usp=sharing

いちりん楽座の開催。テーマは『立正安国論』を読む。1月13日(土)19時〜21時(入室は18時半〜雑談)参加費無料 どなたでも参加自由 途中入退・顔出し自由GoogleMeet:Googleアカウントがあれば参加可能。スマホはアプリのダウン...
09/01/2024

いちりん楽座の開催。
テーマは『立正安国論』を読む。

1月13日(土)19時〜21時(入室は18時半〜雑談)
参加費無料 どなたでも参加自由 途中入退・顔出し自由
GoogleMeet:Googleアカウントがあれば参加可能。スマホはアプリのダウンロードが必要。下記をクリックするだけ。
https://meet.google.com/cda-bdoe-hap
  ▽
日蓮の教えの中核は『立正安国論』である。その一代の化導は「立正安国論に始まり立正安国論に終わる」とされる。
『立正安国論』とは、次のような意味合いがある。
①正しい教えを立てて、国を安んずる。
②正しい教えが立てられれば、国が安んずる。
③正しい教えが立てられなければ、国は安寧秩序を失い滅ぶ。

では「正しい教え」とはなにか。
日蓮においては、「正しい教え」とは、『法華経』である。
そして『法華経』のエッセンスである「南無妙法蓮華経」である。
  ▽
『法華経』以外の教えは、権教(仮の教え)であり邪教(不幸に陥らせる)である。
『法華経』のみ信じて実践すれば、自らが幸福となり国は安泰となる。そのように日蓮は確信した。

ゆえに、まず為政者が正しい教えである『法華経』を信じなさい。国の理念の基軸に置きなさい。そして、誤った教えである念仏や禅などを禁止しなさい。「如かず彼の万祈を修せんよりは此の一凶を禁ぜんには」(あれこれ祈るよりも邪教の根源である念仏を禁止しなさい)と幕府に迫る。
 ▽
①いま日本国の悲惨な現実を見よ。飢饉、疫病、地震などの災害が頻繁に起きている。
②それは、諸天善神が国を守護しないからである。善神が国を去ったことで、鬼神が跋扈し、そのために万民が乱れるのである。
③善神が国を去ったのは、人々が「正しい教え」(すなわち『法華経』)を守らないで、誤った教えを信じているためである。
④そのことは、護国(金光明経、仁王経、薬師経など)の経典に示されている。
⑤だから、「正しい教え」である『法華経』を為政者が信じれば、諸天善神は日本を守護して、国は安泰となる。
⑥『法華経』に基づいて邪教を禁止し、諸経・諸宗を統一し、正法が確立されない限り国の安泰はない。(「早く天下の静謐を思わば須く国中の謗法を断つべし」「汝須く一身の安堵を思わば先ず四表の静謐を祷らん者か」)
⑦それを実践しなければ、さらに災難が起きる。すなわち、「自界叛逆難」(内乱)「他国侵逼難」(他国から攻められる)が起きる。そして、現実に蒙古の来襲が起きることになった。
 ▽
『立正安国論』は、鎌倉時代の僧侶・日蓮(1222〜1282)が執筆し、文応元年(1260)に鎌倉幕府第5代執権・北条時頼に提出した文書である。
『立正安国論』は、旅人である「客」とそれを迎え入れた家の「主人」との問答形式で書かれている。
客は安国論の宛先である北条時頼、主人は日蓮である。
こうした問答形式の叙述は、たとえば空海の『三教指帰』(空海24歳の作)にも見られる。『三教指帰』は、儒教・道教・仏教の教えを比較し仏教の優越性を説いている。

ともあれ、時の執権、北条時頼にこの書を提出して、政治の誤りを正して真実に導こうというところが日蓮の気概。背景にはなにもないな30代の無名の僧侶であった。
 ▽
以来、日蓮は、他宗は堕地獄の基であると非難しつづけたことで、幕府から逮捕監禁、斬首されそうになったり、伊豆や佐渡に流罪されることになる。

現実に起きている災難の根拠を、護国の経典に求め、その対処法として『法華経』の正しさを伝えようとしている。その意味では、個人の救済に先立って、まず国の安寧秩序をもとめようとしている。そこが、日蓮の独特な宗風である。

以来、この日蓮の志は、弟子に受け継がれ、弾圧にも屈しない法華信徒が増えてゆく。
近年にあっては、本門佛立宗、霊友会、立正佼成会、創価学会、顕正会などの新興宗教に受け継がれてゆく。折伏という布教をともないエネルギッシュな宗教運動となっていく。
 ▽
とくに講師なし。池谷が進行役。それぞれが、体験や思いを語り、分かち合う。テキストは、画面共有しながら読んでいく。とくに用意する必要なし。予備知識も必要なし。

本日、いちりん楽座。テーマは「歎異抄を読む」世間は休みだし、本日も「いちりん楽座」開催する。1月8日(月)19時〜21時(入室は18時半〜雑談)参加費無料 参加ご自由 途中入退室自由 顔出し自由アプリ GoogleMeetGoogleのアカ...
08/01/2024

本日、いちりん楽座。
テーマは「歎異抄を読む」
世間は休みだし、本日も「いちりん楽座」開催する。

1月8日(月)19時〜21時(入室は18時半〜雑談)
参加費無料 参加ご自由 途中入退室自由 顔出し自由
アプリ GoogleMeet
Googleのアカウントがあれば参加可能。スマホはアプリのダウンロードが必要。
下記をクリックするだけ。

https://meet.google.com/cda-bdoe-hap

信仰、宗教の究極のところを示すひとつの書だと思う。
あれこれと宗教を学んできたが、一書をあげよと言われたら、『歎異抄』だ。
もっとも心に響き、もっとも生き方に影響を与えてくれた。
日常の生き方に質的な変化を及ぼす力がある。
 ▽
『歎異抄』は親鸞の思想のエッセンス。
だが、それは親鸞の著作ではない。
晩年の親鸞の言葉を、弟子の唯円房がまとめたものだ。
親鸞と弟子の唯円との年齢差は、約四〇歳。
親鸞が亡くなって、約二十年以上も経って書かれた。
へぼくは仕事が編集なので(執筆やゴーストライターもよくやる)、編集者の視点から読むと
 ▽
唯円房は書いている。
「耳の底に留むるところいささかこれをしるす」
「故親鸞のおおせごとそうらいしおもむき、百分が一、かたはしばかりをも、おもいいでまいらせて、かきつけそうろうなり」
師匠の語ってくれた言葉はたくさんあるが、耳の底に残っているところ、師の教えの百分が一、かたはしを書いた、という。
 ▽
冒頭の一行で要点をあらわしている。
「弥陀の誓願不思議にたすけられまいらせて、往生をばとぐるなりと信じて念仏もうさんとおもいたつこころのおこるとき、すなわち摂取不捨の利益にあずけしめたまうなり」

内容はなんとも深遠。けっしてわかりやすいわけではない。
まあ、そういった信仰の教義を論じるもよし、親鸞生き方、親鸞を生んだ鎌倉時代のこと、日本仏教のこと、その後の真宗の教団のこと、縁に従ってなんでも語り合ってみたい。

とくに講師なし。池谷が進行役。それぞれが、体験や思いを語り、分かち合う場。
テキストは、画面共有しながら読んでいく。とくに用意する必要なし。予備知識も必要なし。

住所

静岡県
静岡県
4370605

電話番号

+818054126370

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