
12/10/2025
Googleより、2026年1月をもってGmailにおけるPOP(Post Office Protocol)サポートを終了するとの公式発表がありました。
POP(ポップ)サポートとはどういうものなのか、そしてどう対応したらよいかを説明しますね。
♦︎ POPとは、Post Office Protocol(郵便局プロトコル)の略で、メールを読み込むための、昔からある仕組みの一つです。
♦︎ Gmailという一つの場所で、他社のメールもまとめてチェックできるようにする機能が、Gmailの「POP受信機能(他のアカウントのメールを確認)」です。
♦︎ Googleは、より便利で安全なIMAP方式など、新しい仕組みに一本化するために、古いPOPでの取り込み機能を終了することにしました。
🛠️ 対応方法
このPOPサポートの終了が皆さんに関係あるかどうか、そして対応方法を説明します。
1. 自分に関係あるか確認しましょう!
あなたが普段、次のような使い方をしている場合に影響があります。
✅ 影響がある可能性が高い人
• Gmailの画面(Web版またはアプリ)を開いて、Gmail以外のメールアドレス(例:プロバイダー、学校、独自ドメインのメールなど)のメールをまとめて受信している人。
• Gmailの「設定」の「アカウントとインポート」にある「他のアカウントのメールを確認」という機能を使っている場合です。
❌ 影響がない人
• Gmailのアドレスだけを使っている人。
• Outlook、Thunderbirdなどのメールソフトで、Gmailアドレスや他のメールアドレスをIMAP方式で設定している人。
• Gmail以外のメールを、Gmailに転送(届いたら自動でGmailに送る設定)している人。
【対応方法】
代替案: 「メールの自動転送」に切り替える
【説明】
これが一番簡単で、推奨される方法です。
Gmailに取り込みたかった元のメールアドレス(A社のメール)の設定画面に行き、「届いたメールをすべてGmailアドレスに自動で送る(転送する)」ように設定し直します。
これならPOPを使わずに済みます。
一番影響が少ないのは、元のメールサービスで「自動転送」を設定することです。
設定方法がわからない場合は、そのメールサービスを提供している会社(プロバイダーなど)のサポートページを確認してみてください。