12/12/2025
国産初のジェット輸送機として、約55年もの長きにわたり活躍したC-1輸送機。
全部で31機が製造され、第2輸送航空隊を置く入間基地にも配備されていた航空機です。
災害被災地への物資輸送や国内外での自衛隊活動に従事した功労者であり、これまで入間基地上空で迷彩柄のC-1が飛行する姿をご覧になられた方も多いと思います。
航空ファンならずとも、航空自衛隊を代表する輸送機として一般にも人気の 高い航空機でしたが、耐用年数の経過や、後継機「C-2(シーツー)」の運用開始に伴い、2025年3月をもって、すべての機体が引退していました。
そしてこのほど、この国産初の輸送機、C-1の姿を後世に残すべく、埼玉県への「無償貸付」という形で、現在リニューアル工事が行われている所沢航空発祥記念館に展示されることが決まりました。
展示機に選ばれたのは19番目に製造された019号機で、コックピットのある前方部分のみが展示されます。
12月に入ってから行われた切り離し作業は無事に終わり、12月11日(木)の深夜から12日(金)の未明にかけて、所沢航空記念公園に無事運ばれていきました。
展示場所である航空発祥記念館の再開は2027年春の予定ということですので、リニューアル後の航空発祥記念館で、再びその姿が見られる日が待ち遠しいですね。
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