20/02/2022
~組織変革・社会価値を創出する経営の実践事例~
【KAIKAアクション宣言組織の活動紹介:三興塗料株式会社】
日本能率協会では、KAIKAの考え方に賛同し、その実現に向けて取り組んでいる企業・団体を「KAIKAアクション宣言組織」として認定し、応援しています。
三興塗料株式会社(東京都)では、「塗装ボランティアを通じた、 SDGsをキーワードにした地域社会・住民との関わり方」というテーマで取り組みを進めています。
《以下、同社の活動内容のご紹介》
コロナ禍長引き、気持ちがふさがりがちな今だからこそ、「我が街を明るく元気に」との思いをもって小さな一歩から行動を起こしていきたい。またそれが「誰一人取り残さない」とのSDGsの理念に通じるものと確信いたします。
このプロジェクトに関わる人が、一人ももれず幸せになりますように。「—誰も置き去りにしない—」この道を通る一人ひとりの心に語りかけ明かり灯していきたい。
志村小学校の生徒・先生の皆さん、地元志村城山町会の有志の皆さん、地域住民の皆さん、地域の企業の皆さん、志のあるぺインターの皆さんが通学路の壁に、夢、宇宙、四季をテーマのペイントを通しSDGsを発信していきます。
壁画は2019年秋に「志村ペイント・プロジェクト」として企画され、今年1月から壁面の洗浄など準備を開始。2月からペイントの下塗りを開始し、「四季」「夢」「宇宙」をテーマに3月からペイントの上塗り作業を始め、7月に完成いたしました。
今までのCSR活動では、施設の敷地内(例えば学校の構内)での作業が多かったのですが、今回は歩道での作業ですので、初めて通行人の方が通る中での作業でした。交通量が多い道路の歩道での作業ですので、交通整理にはとても神経を使いました。万が一、歩行者・作業者に事故があった場合にはプロジェクトが即中止になってしまうからです。カラーコーンや誘導棒を使いながら、歩行者と作業者がぶつからないように誘導を行いました。
歩行者からすると歩道の半分を占拠される作業でしたのでとても邪魔です。もしかしたら文句を言われたりすることもあるのかなと心配でしたが、そんな不安はすぐに消えました。
通行する方々から作業を進めるにつれ、お声がけを頂くケースが頻繁に増えてきたからです。最初は「何かするの?」「洗ってくれてありがとう」という声が、だんだんと「どんな絵を描くの?」「通るたびに元気をもらうわ」「私にも手伝えることはありますか?」「暑い中ご苦労様です。(差し入れを頂きました)」となり、最後には「街全体が明るくなりました」「板橋区の名所になるわよ」「感激しました。本当にありがとう」というお言葉を掛けていただけるようになりました。
私も社員も、一般の方からこんなにもお声がけを頂くCSR活動は今までなかったので、大変驚きました。また、「どこの会社の方なの?」と声を掛けられお答えすると、「たくさん材料があってトラックがとまっていて、毎朝会社周りを掃除しているでしょ」と言われました。地元ということもありますが、弊社が地域の方々に意外と多く周知されていることが初めてわかり、このことでも大変驚きました。
自分たちがしている作業がこんなにも地域の方々に貢献しているとは思ってもいなかったと思います。通行人の方や地域住民の方々のおかげで、弊社の存在価値や意義が気づかされ実感することが出来ました。社員にとっても、自分自身や会社に対して誇りや自信を持つことが出来たCSR活動でした。
https://kaikaproject.net/kaika_action/sanko-tokyo/
※「KAIKAアクション宣言」の認定組織の一覧は、各組織の取り組みテーマ・活動内容は下記をご覧ください。
https://kaikaproject.net/action-organization
KAIKA アクション宣言組織をご紹介しています。社会と繋がり、社会的価値の創造を実践しながら、個人・組織・事業の成長を図るKAIKA経営に賛同、取り組んでいる組織一覧です。