
23/05/2025
名城公園内にIGアリーナ(愛知県体育館)がオープンするのに先がけて、地下鉄名城公園駅コンコースが改装され、その一部に休憩スペースが設置されました。同駅に隣接する芸術大学として名古屋造形大学がそのデザインに協力しました。このスペースは、地下鉄を乗り降りし周辺の地域との間を行き来する親子が、ひととき休憩できる空間にしようという名古屋市交通局の計画を受け、同大学の教員の指導のもと、学生たちが空間のプランニングと家具などのデザインに取り組みました。そのうちから、「Komorebi(こもれび)」をテーマに名城公園の豊かな木々やその緑が滲み出てきたような空間をテーマにしたプランが採用され、実際につくられました。
また、このスペースの壁面は、25メートルにわたり作品などの展示の場として設定されました。公共の空間でどのような使用基準となるかは試行しながらというところです。スペースのオープンにあたっては、この空間のデザインに関わった一環で名古屋造形大学から私のポスター作品を展示することになりました。「Komorebi(こもれび)」と連動し「FEEL LIFE」をテーマに、これまでに制作したポスターの中からテーマに通じる12点を並べることとしました。