19/10/2024
◎伝統の大蛇踊り奉納
◎知名町上平川
知名町上平川集落に伝わる県指定無形民俗文化財「上平川大蛇踊り」が10月17日、同集落の殿智神社で奉納され、多くの観客らが見守る中、大蛇が空を舞った。
大蛇踊りは、所作と音楽、舞踊の3要素を備えた音楽劇。300年以上前から踊り継がれているとされ、毎年旧暦の1、5、9月の各15日に例祭が営まれている。
神事の後、大蛇踊りを奉納。大蛇が登場する場面では、柱に吊された全長約9㍍の大蛇が空中で暴れまわった。
今井力夫町長は「300年間、この行事を守っている上平川集落の皆さんの心の結束を感じた。町の誇りでもある」と話した。
保存会の西村兼武会長(75)は「例祭に向けて頑張って練習してきた。伝統芸能を後世に引き継いでいけるよう人材の育成に努めていきたい」と語った。
【写真説明】
保存会のメンバーが綱を操作して暴れまわる大蛇を演出する(17日、知名町上平川)