
19/06/2025
【新刊のご案内】
『飽食と乱打の果ての日々雑記――男一匹、太鼓屋稼業』(岡部洋一・著、四六判並製、本体2500円+税)
「良い演奏をするために食べる、よりも、美味しいものを食べるために演奏する、てゆースタンスで生きているのだ!」
日本を代表するパーカッショニストが多忙な日々のなか、2024年1月~12月、SNSにアップしたレポート集成。音楽論をはじめ、ミュージシャンとの交流、そしてたいへん魅力的な手料理も紹介。乞うご高覧ください。読んで聴いてつくって食べて~!
「何より音楽とはとても個人的なもので、良い悪いとか、価値があるとか無いとか、って話はまったくナンセンスなこと。人それぞれが各々の心の栄養となり得る音楽を持っていて、他人がどうこう言う筋合いのものではない。だからこちらも、全人類に向けて音楽を発信しているわけでもない。そしてたぶん、そんなものは存在しないと思う。いや、存在すると信じて発信することも個人の自由であり、実際に大きなムーヴメントを起こすことだってあるわけで、それでもやっぱり受け取る側の心の自由と余裕が必要なんだよね」(本書より)
[著者紹介]岡部洋一(おかべ・よういち)
1962年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業。高校生のころからパーカッションの演奏を始める。大学在学中からラテン音楽やロックサークルに出入りし、プロのミュージシャンとして活動を開始。歌謡曲のバック演奏、ブラジル音楽、ジャズ等、ジャンルを越えて幅広く演奏する。現在はトランスロックバンド「ROVO」、プログレッシブジャズロックバンド「ボンデージフルーツ」、16人編成のブラスロックバンド「The Thrill」のメンバーとして活躍。2001年ソロアルバム「SATIATION」(まぼろしの世界)、2006年ソロライブアルバム「感覚の地平線」をリリース。主な共演アーティストは、バーデン・パウエル、デヴィッド・サンボーン、ホアン・ドナート、小野リサ、溝口肇、中村善郎、酒井俊、中島啓江、佐藤允彦、鈴木良雄、向井滋春、村田陽一、ホッピー神山等、多数。