01/09/2025
新刊のご案内です。
シリーズ きこえとことばの発達と支援
改訂版 特別支援教育における
吃音・流暢性障害のある子どもの理解と支援
小林宏明 ・川合紀宗 編著
定価4,180円(本体3,800円+税)
吃音のある子どもを支援するための実践的な方法を具体的に紹介。発話症状面に対する支援に加え、心理、社会的側面にも焦点を当て、さまざまなアプローチ方法を提示する。脳科学研究の動向やマインドフルネス・コンパッションを用いた支援、そしてICTを活用した指導など新たな知見や実践を取り入れた改訂版。
目次
第Ⅰ章 発話の流暢性とその障害
A 発話の流暢性とは
B 発達性吃音
C 吃音と言語発達との関係
D 吃音の脳科学研究の動向について
E 他の問題を併せもつ吃音のある子ども
F クラタリング
G 神経原性吃音
第Ⅱ章 吃音のある子どもの評価
A 吃音のある子どもの評価とは
B 国際生活機能分類(ICF)による包括的な吃音評価
C CALMSモデルによる包括的な吃音評価
D 吃音症状の評価
E 吃音に対する感情や態度の評価
F 吃音に関連するその他の側面の評価
第Ⅲ章 吃音のある子どもの支援
A 指導について
B 環境調整
C 吃音症状への対応
D 吃音に対する感情や態度への対応
E マインドフルネス・コンパッションを用いた支援
F 吃音支援におけるテクノロジーの活用
G 吃音に関連するその他の側面への対応
H 世界の小児吃音支援の動向
第Ⅳ章 吃音のある子どもの評価と支援の実際
A 発吃間もない子どもの評価と支援の実際
B 幼児の評価と支援の実際
C 小学生の子どもの評価と支援の実際
D STの立場からの吃音児童への実践
E 思春期以降の子どもの評価と支援の実際
F グループ指導の実際
G セルフヘルプグループによる支援
H 親の会による支援
第Ⅴ章 他の障害との重複やクラタリングのある子どもの評価と支援の実際
A 構音障害を伴う子どもの評価と支援の実際
B 発達障害を伴う子どもの評価と支援の実際
C 知的障害を伴う子どもの評価と支援の実際
D クラタリングのある子どもの評価と支援の実際
執筆者紹介(改訂版初版第1刷時)
小林 宏明(こばやし・ひろあき)【編集、第Ⅰ章A, B、第Ⅱ章A, B、第Ⅴ章C】
金沢大学人間社会研究域学校教育系教授
専門:特別支援教育、言語障害教育
主な著書:『学齢期吃音の指導・支援改訂第2版―ICFに基づいたアセスメントプログラム』(単著、学苑社)、『イラストでわかる 子どもの吃音サポートガイド―1人ひとりのニーズに対応する環境整備と合理的配慮』(単著、合同出版)など
ホームページ:http://www.kitsuon-portal.jp
川合 紀宗(かわい・のりむね)【編集、第Ⅱ章C, F、第Ⅲ章A, D1, 3, 4, F, G、コラム2】
広島大学ダイバーシティ&インクルージョン推進機構教授・同機構マネジメント部門長・ウェルビーイング推進室長
専門:言語・コミュニケーション障害のある子どもの評価と支援、音声言語病理学、特別支援教育、インクルーシブ教育
主な著書・訳書:『インクルーシブな学級づくり・授業づくり―子どもの多様な学びを促す合理的配慮と教科指導』(単訳、学苑社)、『CALMS 吃音のある学齢期の子どものための評価尺度』(単訳、学苑社)など
松本 幸代(まつもと・さちよ)【第Ⅰ章C、コラム1】
東京学芸大学総合教育科学系特別支援科学講座特任講師
灰谷 知純(はいたに・ともすみ)【第Ⅰ章D共、第Ⅲ章E共】
株式会社国際電気通信基礎技術研究所(ATR)脳情報通信総合研究所客員研究員
安 啓一(やす・けいいち)【第Ⅰ章D共】
筑波技術大学産業技術学部産業情報学科准教授
前新 直志(まえあら・なおし)【第Ⅰ章E、第Ⅲ章C1, 4、第Ⅴ章B】
国際医療福祉大学保健医療学部言語聴覚学科教授
宮本 昌子(みやもと・しょうこ)【第Ⅰ章F、第V章D共】
筑波大学人間系教授
谷 哲夫(たに・てつお)【第Ⅰ章G】
聖隷クリストファー大学リハビリテーション学部言語聴覚学科教授
坂田 善政(さかた・よしまさ)【第Ⅱ章D、第Ⅲ章C2, 3】
国立障害者リハビリテーションセンター学院言語聴覚学科教官
見上 昌睦(けんじょう・まさむつ)【第Ⅱ章E、第Ⅲ章D2、第Ⅴ章A】
福岡教育大学教育学部特別支援教育研究ユニット教授
中村 勝則(なかむら・かつのり)【第Ⅲ章B1~3、第Ⅳ章C1, F1】
元西東京市立保谷小学校教諭
堅田 利明(かただ・としあき)【第Ⅲ章B4、第Ⅳ章E1】
関西外国語大学短期大学部准教授
原 由紀(はら・ゆき)【第Ⅲ章C5、第Ⅳ章A2, B1】
北里大学医療衛生学部リハビリテーション学科言語聴覚療法学専攻教授
青木 瑞樹(あおき・みずき)【第Ⅲ章E共、第Ⅴ章D共】
筑波大学大学院人間総合科学学術院人間総合科学研究群障害科学学位プログラム博士後期課程
独立行政法人日本学術振興会 特別研究員DC1
飯村 大智(いいむら・だいち)【第Ⅲ章H】
筑波大学人間系助教
酒井 奈緒美(さかい・なおみ)【第Ⅳ章A1】
国立障害者リハビリテーションセンター研究所感覚機能系障害研究部研究室長
餅田 亜希子(もちだ・あきこ)【第Ⅳ章B2】
東御市民病院言語聴覚士
髙橋 三郎(たかはし・さぶろう)【第Ⅳ章C2】
府中市立住吉小学校きこえとことばの教室主任教諭
正木 啓太(まさき・けいた)【第Ⅳ章D】
東京科学大学病院歯系診療部門言語治療外来
久保田 功(くぼた・いさお)【第Ⅳ章E2】
元近畿大学病院
澤口 陽彦(さわぐち・はるひこ)【第Ⅳ章F2】
福山市立伊勢丘小学校ことばの教室教諭
横井 秀明(よこい・ひであき)【第Ⅳ章G】
NPO法人全国言友会連絡協議会
戸田 祐子(とだ・ゆうこ)【第Ⅳ章H】
広島市言語・難聴児育成会きつおん親子カフェ代表
金尾 智華(かなお・ちはな)【コラム3】
筑波大学附属病院リハビリテーション部
詳細につきましては、学苑社のサイトをご覧ください。
https://www.gakuensha.co.jp/book/b10143685.html
吃音のある子どもを支援するための実践的な方法を具体的に紹介。 小林 宏明 編著