19/12/2025
本日発売📕
『住宅特集』2026年1月号
2026年住宅を問う──家をめぐる建築家の挑戦
表紙の作品:表紙の作品:中野U/都留理子建築設計スタジオ
2026年の新年号は「住宅を問う」と題して特集します。
2025年、本誌は創刊から40周年という節目の年を迎え、今年からまた新たな1年目が始まります。毎年新年号は、大きな射程をもってこれからの建築の可能性を考えるべく特集していますが、さまざまな時代の要請や社会に備わった価値観を、いかに建築で揺さぶりをかけていくか、その建築家たちの挑戦を多方向から追うことになります。本号では、この挑戦の束がこの先の住宅を変容させることはできるか、住宅という建築にこれからを切り開く批評性はあるのか、問いを立て編集しました。
収録した住宅プロジェクト12題と作品11題は、社会を色濃く映しながらも、ひとつの場所にとどまらず、「それでもまだ住宅にできることはある」という挑戦が現れています。そして、乾久美子さんの巻頭論文は、今置かれている建築とわれわれが立っている現在地を明らかにしながら、この先に向かうには、ゴールを決めてスタートをきるのではなく、今こそ手探りにそれぞれの切実さに向き合うべきであることが丁寧に論じられています。厳しい時代だからこそ、建築に歓びを見い出し、これからの住宅を考えるきっかけにしていただきたいと思います。(編)
▽掲載作品の一覧はこちらから
https://post-architecture-books.com/collections/jt/products/jt-202601/