
20/09/2025
TV局「免許取り消し」ちらつかせる米政権 カーク氏事件を機に圧力
https://www.asahi.com/articles/AST9N1QY4T9NSFVU0VHM.html?ref=facebook
トランプ氏が所属する共和党も、政府による言論規制に懐疑的な立場を取り、今回の問題をめぐっても身内から批判が出た。
テッド・クルーズ上院議員は19日のポッドキャストで、マフィアの脅しと比較。キンメル氏の発言には反対するとしつつ、「政府がメディアに『伝えている内容が嫌いなので、電波から追放する』というような行動を取れば、保守派にとっても悪い結論となる」と懸念を示した。
トランプ氏自身は、昨年11月にFCC委員長にカー氏を指名した時には、「自由な表現の戦士だ」と呼んでいた。だが、カー氏は就任してから多くのメディア企業を調査するなど、自らの権力の「積極行使」に乗り出していた。
トランプ氏はクルーズ議員の懸念に対し「カー氏は愛国者で、勇気のある人物。彼は電波が違法に、間違った形で、意図的にひどい方法で使われることが嫌なのだと思う」と反論。18日には記者団に「放送免許が取り上げられるべきかもしれない」と踏み込んだ。
米トランプ政権がメディアへの圧力を強めている。以前からその傾向はあったが、トランプ大統領の盟友とも言われる保守活動家のチャーリー・カーク氏の射殺事件をきっかけに、「権力」を露骨にちらつかせる例も出て…