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エプスタイン文書の陰謀論が足すくう 自らの支持者に怒るトランプ氏https://www.asahi.com/articles/AST7K119LT7KUHBI005M.html?ref=facebook陰謀論を信じ込む自らの支持者たちによっ...
18/07/2025

エプスタイン文書の陰謀論が足すくう 自らの支持者に怒るトランプ氏
https://www.asahi.com/articles/AST7K119LT7KUHBI005M.html?ref=facebook

陰謀論を信じ込む自らの支持者たちによって、トランプ大統領が苦しい状況に追い込まれる――。

そんな皮肉な事態がいま米政界で話題となっています。

陰謀論を信じ込む自らの支持者たちによって、トランプ大統領が苦しい状況に追い込まれる――。そんな皮肉な事態がいま米政界で話題となっている。 「エプスタイン・ファイル」と呼ばれる捜査資料がその発端だ。 …

セブンへの買収提案1年、突如幕引き 残る潜在的リスク、株価は下落https://www.asahi.com/articles/AST7K0JHCT7KULFA009M.html?ref=facebookセブン&アイ・ホールディングスに対する...
18/07/2025

セブンへの買収提案1年、突如幕引き 残る潜在的リスク、株価は下落
https://www.asahi.com/articles/AST7K0JHCT7KULFA009M.html?ref=facebook

セブン&アイ・ホールディングスに対するカナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールの買収提案は、クシュタールの退場宣言で突如の幕引きとなりました。

セブン&アイ・ホールディングスに対するカナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールの買収提案は、クシュタールの退場宣言で突如の幕引きとなった。セブンとしては買収の脅威は去ったが、潜在的に他社か…

【そもそも解説】福井事件とは 39年前の中3女子殺害、再審無罪https://www.asahi.com/articles/AST792D75T79PJLB00LM.html?ref=tw_asahicom 39年前に福井市で女子中学生が殺...
18/07/2025

【そもそも解説】福井事件とは 39年前の中3女子殺害、再審無罪
https://www.asahi.com/articles/AST792D75T79PJLB00LM.html?ref=tw_asahicom

39年前に福井市で女子中学生が殺害された事件をめぐり、服役を終えた男性のやり直しの裁判(再審)で、7月18日、無罪となる判決が言い渡されました。
どんな事件なのでしょう。

39年前に福井市で女子中学生が殺害された事件をめぐり、服役を終えた男性のやり直しの裁判(再審)で、7月18日、無罪となる判決が言い渡されました。 どんな事件なのでしょう。 Q 事件が起きたのは。 A…

殺人罪で服役後に無罪「起訴なかった可能性」 外された不都合な証拠https://www.asahi.com/articles/AST7K3HBMT7KOXIE01XM.html?ref=facebookうその「自白」に誘導しただけでなく、不...
18/07/2025

殺人罪で服役後に無罪「起訴なかった可能性」 外された不都合な証拠
https://www.asahi.com/articles/AST7K3HBMT7KOXIE01XM.html?ref=facebook

うその「自白」に誘導しただけでなく、不都合な報告書を意図的に証拠から外した――。

殺人罪で服役し、再審で無罪となった元看護助手の西山美香さん(45)が、警察や検察の取り調べの違法性を訴えた裁判。

大津地裁は17日、滋賀県警の違法な捜査がなければ西山さんがそもそも起訴されなかった可能性があると指摘しました。

うその「自白」に誘導しただけでなく、不都合な報告書を意図的に証拠から外した――。殺人罪で服役し、再審で無罪となった元看護助手の西山美香さん(45)が、警察や検察の取り調べの違法性を訴えた裁判。大津地…

18/07/2025

 国内のクレーンゲームの景品として、銃刀法で所持が規制される拳銃と同じ殺傷能力を持つ「おもちゃ」の拳銃が出回っている。製品は中国製で既に約1万6千丁が輸入されているといい、所持すると同法違反にあたるた…

17/07/2025

 20日投開票の参院選で、時間外労働に罰則付きの上限規制を設けた「働き方改革」が論点の一つになっている。自民は「働きたい改革」と公約に盛り込み、人手不足を念頭に労働時間の規制を緩める方向性を打ち出す。…

【2020年の記事】煉獄さんの自己犠牲はなぜ崇高か 滅私を超えた鬼滅の力https://www.asahi.com/articles/ASND62HFKND4UPQJ00C.html?ref=facebook  多くの人の心を引きつけ、社会...
17/07/2025

【2020年の記事】煉獄さんの自己犠牲はなぜ崇高か 滅私を超えた鬼滅の力
https://www.asahi.com/articles/ASND62HFKND4UPQJ00C.html?ref=facebook

 多くの人の心を引きつけ、社会現象にもなった「鬼滅の刃」。「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」では、仲間を守るため、命を燃やす煉獄(れんごく)さんに泣きました。でも現実世界で自己犠牲に感動していていいのか、少し後ろめたさも感じます。エンタメにおける自己犠牲について、元障害者介助ヘルパーで批評家の杉田俊介さん(45)に聞きました。

     ◇

 ――映画に危うさも感じたそうですね。

 「鬼たちの組織はいわば超絶パワハラ企業ですが、それと戦う主人公らの属する鬼殺隊も、ある意味では大義のための自己犠牲は仕方ないという組織です。鬼と戦い、子どもたちは次々に死んでいきます。煉獄杏寿郎(きょうじゅろう)が部下の若者たちを守るために戦うシーンは、あまりにも美しくエモーショナルでしたが、最初見た時には、感動しながらも危ういかなと感じました」

 ――その理由は?

 「特に日本のような社会では、組織や大義のためなら、誰かの犠牲はどうしようもない、とする思考につながらないかという不安がありました。煉獄さんの場合は、母に課された『弱き人を助けることは強く生まれた者の責務だ』というノブレス・オブリージュの哲学を胸に、一人ではクリアできない重すぎる課題に立ち向かって、満身創痍(まんしんそうい)になっていきます。でも、現実の組織論でいえば、個人の犠牲を美談にせずに、特定の誰かに過剰な犠牲や負担を押し付けないシステムをつくることの方が重要ではないでしょうか」

 ――なるほど。でも、やっぱり私は感動してしまいます……。

 「そうなんです。危うさを感じる一方で、僕も煉獄さんの自己犠牲の『崇高さ』については疑えないところがありました。そもそも自己犠牲には、微妙な両義性があるのではないか。他者や目的のために自分をなげうつ尊さがある一方、国や会社のために滅私奉公して使い捨てにされたり、燃え尽きさせられたりするという側面もあります」

 ――昔からある概念ですね。

 「戦時中は『お国のために命を捧げる』という物語が、国民の戦意高揚のために利用されました。そして、現代になっても、『戦死した若者たちの犠牲のうえに、この国がある』という右派の主張があります。でも、そこでは美的なものへの感動のなかで、犠牲の強制という側面が見えなくなっています」

 ――最近ではどうでしょうか。

 「介護現場やコロナ禍のエッセンシャルワーカーもそうでしょう。僕は障害者介護の仕事をしていましたが、現場では、困った人を助けるために自己犠牲の精神を持つのは当然、という考え方を社会から強制される空気を感じていました。自己犠牲が自発的なものではなく、押し付けられてしまうのです。そしてエッセンシャルワークは、社会に不可欠な労働なのに劣悪な条件で安く買いたたかれている、というゆがんだ構造があります。至るところで、自己犠牲の両義的な矛盾が現れています」

 ――それでも、煉獄さんのような自己犠牲にある種の価値を見いだすのはなぜですか?

 「映画で描かれた部分からさらに先へ漫画を読み進めていくと…」

多くの人の心を引きつけ、社会現象にもなった「鬼滅の刃」。「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」では、仲間を守るため、命を燃やす煉獄(れんごく)さんに泣きました。でも現実世界で自己犠牲に感動していていいのか…

【2021年の記事】炭治郎と鬼舞辻はここで出会った…写真庫に実在した「鬼滅」の浅草https://www.asahi.com/articles/ASPD25VHFPCCUTIL001.html?ref=facebook  「鬼滅」は、大正時...
17/07/2025

【2021年の記事】炭治郎と鬼舞辻はここで出会った…写真庫に実在した「鬼滅」の浅草
https://www.asahi.com/articles/ASPD25VHFPCCUTIL001.html?ref=facebook

 「鬼滅」は、大正時代の日本を舞台に、主人公の竈門(かまど)炭治郎が鬼にされてしまった妹・禰豆子を人間に戻そうと、鬼たちと戦う物語だ。

 物語の序盤で、炭治郎は禰豆子とともに浅草へ向かう。そこで、炭治郎は最大の敵・鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)と出会うのだが、その直前、炭治郎は初めて見る都会の光景に、「夜なのに明るい!」「建物高っ!」と驚く。

 大正時代の浅草を煌々(こうこう)と照らし、炭治郎を驚かせたのは、どんな電灯だったのか。

コロナ禍をものともせず、昨年の年間興行収入世界一を記録した「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」。その舞台は大正時代の日本だ。朝日新聞社のフォトアーカイブに残っている1世紀前の写真などから、「鬼滅」の世界…

大学生に四則演算を教える理由 数学者が見てきた「教育の犠牲者」https://www.asahi.com/articles/AST7754R7T77UTIL009M.html?ref=facebook  財務省が4月の財政制度等審議会(財務...
17/07/2025

大学生に四則演算を教える理由 数学者が見てきた「教育の犠牲者」
https://www.asahi.com/articles/AST7754R7T77UTIL009M.html?ref=facebook

 財務省が4月の財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の分科会で、一部の私立大で、四則演算や方程式の取り扱いなど、義務教育のような授業をしていることを指摘した。ただ、長年、大学生たちに数学の基礎も教えてきた芳沢光雄・桜美林大学名誉教授(数学・数学教育)は、こう言う。「学生たちは教育の犠牲者だ」。なぜ大学で四則演算を教える必要があるのか――。芳沢さんに聞いた。

     ◇

 ――財務省の主張について、どのように思いましたか。

 報道で知り、驚愕(きょうがく)しました。様々な人の記事についてのコメントを見ました。教育の内容が小中学生レベルだという理由だけで、「四則演算なんてレベルが低い」、「それだけ『バカな大学生』が増えた」といった短絡的な見方がされているように感じました。

 私は、実際に多くの大学生に四則演算などから説明してきました。だからこそ胸を張って言いたい。その必要性があると思っています。

 ――なぜ、大学生に四則演算から説明することになったのでしょうか。

 2007年に桜美林大学に勤め始めた数年後、学生の就職支援の担当になりました。大学側から「うちの学生は面接までいくといいんだけど、その前の適性検査で引っかかってしまうことがある。特に非言語問題が若干苦手だ」と聞いていました。そこで週に1回、夜間に学生たちに「就活の算数」というボランティア授業をすることになったんです。

 これがすごく好評で、1年で200人くらいが受講していました。その後、「数の基礎理解」という正規の授業に拡充しました。

 ここで多くの気づきがありました。学生たちは算数や数学は「全部やり方を覚えて、それをまねすればいいと思ってた」と言うんです。微分積分の計算はできても、割合を求めるような問題ができない学生もいました。彼らが受けてきた教育が、「やり方の暗記」だったとわかったんです。

 算数や数学を暗記で乗り切るには限界があります。本来は、一つ一つ理解しないと次に進めないはずなのです。

 彼らは「教育の犠牲者」なのではないか。レベルが低いのではなく、大学に入るまでの教育のレベルが低いことの表れだという視点をもたなければいけません。

財務省が4月の財政制度等審議会(財務相の諮問機関)の分科会で、一部の私立大で、四則演算や方程式の取り扱いなど、義務教育のような授業をしていることを指摘した。ただ、長年、大学生たちに数学の基礎も教えて…

【2023年の記事】退職後に気づいた夫の人柄 「本当に大っ嫌い」と叫んだ妻のあきらめhttps://www.asahi.com/articles/ASR4B7W23R23PPTB001.html?ref=facebook  それは、40年以...
17/07/2025

【2023年の記事】退職後に気づいた夫の人柄 「本当に大っ嫌い」と叫んだ妻のあきらめ
https://www.asahi.com/articles/ASR4B7W23R23PPTB001.html?ref=facebook

 それは、40年以上の勤めを終えた夫が最後に勤務した日のこと。東京都に住む70代の主婦は、長年家族のために働いてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいだった。

 帰宅した夫を「ご苦労様でした」とねぎらった。夫の手には職場でもらったバラの花束があった。「奥さんもご苦労様でした」と贈られた花だという。

 「『奥さんの好きな花は』と聞かれたけど、わからんと答えた」と夫。2人の娘は毎年、誕生日に大好きなユリの花を贈ってくれる。「娘にもらったの」と夫にも話していた。「好きな花ぐらい知っててよ」。がっかりしたのを覚えている。

 とはいえ、退職後の暮らしを心配してはいなかった。

 ずっと一緒にやってきた。このまま、ともに、平穏無事に一生を終えると思っていた。

 「でも、そうじゃなかった」

     ◇

 5歳年上の夫とは20歳のころに職場で出会った。一緒にいるとなんとなく安心できる感じがして、1年後に結婚した。

 長女を出産後に退職し、専業主婦として次女、長男も含めて3人の子どもを育てた。

 子どもたちと進学や就職を話し合う時、夫は価値観を押しつけるようなことを口にし、話がずれていく。だから、夫には事後報告の形で伝えることが多かった。

 それでも、大きな波風は立たなかった。

     ◇

 夫は定年退職後、再雇用で3年働いた。予想より仕事が忙しく、「やめたい」と切り出されたとき、反対はしなかった。

 退職後は、夫婦でお金をかけない旅をしたいね。道の駅などで車中泊をして、寒い季節は南へ、暑いときは北へ行って。何回かに分けて日本を一周できたら――。

 夫に伝えると「行けたらいいね」と生返事ばかりが返ってきた。

 退職後、夫は一日中、大好きなテレビの前にいるようになった。朝起きるとテレビ。外出から帰ると、まずはスイッチを入れる。

 ニュースにワイドショー、映画……。チャンネルを変えては見続けていた。

 外出はたまに買い物にいったり、別の場所に住む子どもたちに会いに行ったりするくらい。持病があり、1、2カ月に1度、病院に行くついでに、近くの元の職場に顔を出した。働いていた時、OBが頻繁に職場に来てはおしゃべりをして帰るのを「また来てたよ」「忙しいのに迷惑だ」と言っていたのに。

 「迷惑なんじゃないの?」と言っても、夫は「長居をしていないから大丈夫だ」の一点張りだった。

 それ以外、夫がでかけることはほとんどなかった。そして、テレビを見ている時やたまの外出の際、はやりの格好をしていたり、髪を派手に染めたりする人を見かけると、いつも口にした。

 「変な格好だ」「なんでこんな髪の色にしてるんだ」

 「見かけで人を判断しちゃ駄目よ」。女性の言葉は響かなかった。

 車を運転すると、ぴったり後ろにつく車に怒り、急ブレーキを踏む。「事故になるからやめて!」と注意すると「分からないやつには、やらないと駄目なんだ」。

 「私、こんな人と結婚していたんだ」

 食い違う会話とけんかの末、夫の人柄に改めて気づき、がっかりしたのは、夫の退職後、1年が過ぎるころだった。

それは、40年以上の勤めを終えた夫が最後に勤務した日のこと。東京都に住む70代の主婦は、長年家族のために働いてくれたことに感謝の気持ちでいっぱいだった。 帰宅した夫を「ご苦労様でした」とねぎらった。…

【2023年の記事】「ようやく妻が死んでくれた」 年金暮らし65歳が伝えたかった真意https://www.asahi.com/articles/ASR5Y4JJ5R5QUTIL02F.html?ref=facebook  松本隆潮(たかし...
17/07/2025

【2023年の記事】「ようやく妻が死んでくれた」 年金暮らし65歳が伝えたかった真意
https://www.asahi.com/articles/ASR5Y4JJ5R5QUTIL02F.html?ref=facebook

 松本隆潮(たかしお)さん(66)が転勤先の熊本で、妻のミサ子さんと出会ったのは、29歳の時だ。

 クリスマスイブに参加したパーティーで、向かいの席に座っていた。「女神じゃん!」。一目ぼれだった。

 女性と付き合っても長続きしなかった過去の自分に言ってやりたかった。「お前はあるクリスマスパーティーで一つ年下の超美人の女の子と出会うよ」。1年で結婚した。

 気が強く、思いやりがある人だった。電車で優先席に座っている若者に、「おじいちゃん、おばあちゃんが立っているんだから」と席を立たせたこともある。

 小遣い制で、友だちと自由に飲みにも行けなかった。洗濯機に靴下を裏返して入れないと、「毛玉になるでしょ」と怒られた。

 出かける前の化粧や洋服選びに時間がかかる。買い物の時間は長いし、荷物は持たされるから一緒に出かけるのは億劫(おっくう)だった。

 会社で表彰を受け、ハワイ旅行をプレゼントされたが、妻は「私は飛行機に乗れないから」と言い、行けなかった。ささいなことでたびたび口論した。

 妻に隠れて、東京・三軒茶屋のスナックに入り浸った。若い女性にうつつを抜かし、正座でご飯を食べたこともあった。

 でも、健康を気遣って、毎日弁当を持たせてくれた。冷凍食品を食べたことはほとんどない。好きな釣りにも行かせてくれた。

 50歳を過ぎると、けんかもなくなった。

 「特別なことがない人生かもしれんけど、酒だけは飲んだねって言って死のうや」

 そう言っては毎日互いのコップにビールを注ぎ合った。

 老後に向かって生きていく、戦友のような存在だった。

 そんな妻の死は、突然だった。

松本隆潮(たかしお)さん(66)が転勤先の熊本で、妻のミサ子さんと出会ったのは、29歳の時だ。 クリスマスイブに参加したパーティーで、向かいの席に座っていた。「女神じゃん!」。一目ぼれだった。 女性…

【2023年の記事】嫌われない定年後を過ごすために 「定年がない」郷ひろみさんの直言https://www.asahi.com/articles/ASR6H34Z5R6GOXIE001.html?ref=facebook  定年後の夫と「夫...
17/07/2025

【2023年の記事】嫌われない定年後を過ごすために 「定年がない」郷ひろみさんの直言
https://www.asahi.com/articles/ASR6H34Z5R6GOXIE001.html?ref=facebook

 定年後の夫と「夫源病」で心身不調となる妻を描いたドラマ「定年オヤジ改造計画」。主人公の定年後男性を演じた歌手の郷ひろみさん(67)は、「男子が厨房(ちゅうぼう)に入ってもいい」「皿洗いが誰よりもうまい自信がある」と話します。その心は――。

     ◇

 ――出演依頼を受けた時のことを教えてください

 僕の場合、「定年」というものがありません。体験したことのない役で、まさにチャレンジでした。

 ――38年の会社員人生を勤め上げた主人公・常雄にはどんな思いがありますか

 常雄は、妻や子どもには間違いを認めにくい人でした。妻も子も年下ですからね。でも、最後には、素直に自分の非を認める「気づき」がありました。

 僕も、色んな人に耳を傾けるべきだと、常々思っています。

 僕にしかないキャリアや経験はあります。でも、ひけらかすと周りの人はひいてしまう。いざというときに「こう思うよ」と、自分の中から引き出されることが大切だと思います。

 ――先日発表した新曲では「振り返るにゃ若い」という歌詞があります

 人間は年齢に関係なく、何かをやるのに遅いということはない。時間はかかりますが。

 こうなりたい、ああなりたいと思うとき、人間はものすごく強い。でも3カ月経つと、気持ちが薄れてくる。そんなときは、やるんだという意識をもって、やり続けるしかない。

 そうした思いが信念に変わる瞬間がある。僕は経験上、それを知っています。

 特別なことは何もしていなくて、ごく普通のことをやり続けてきただけなんです。例えば、(郷さんの代名詞の)「ジャケットプレー」。何十年も前からずっと続けていて、自分のものにするのにも何十年もかかりましたが、今では「それはひろみさんのだよ」と言われるようになりました。

 ――それは定年後の男性が、今から家事などを始めるケースでも当てはまりますか

 そう思います。僕は皿洗いが誰よりもうまい自信があります。指をケガしないように、まず皿の周囲をしっかり確認してから洗います。これもずっと続けてきたから、できるんです。

 ただこうしたことは、「人に評価されよう」とか「こんなに頑張っているのに」と思っちゃダメです。評価はあとからついてきます。周りから「すごいよね」と言われるまで、やり続けるしかないんです。

 ――郷さんは冒頭、「定年はない」とおっしゃいました

 僕に定年はないです。でも引き際はあるでしょうね。

定年後の夫と「夫源病」で心身不調となる妻を描いたドラマ「定年オヤジ改造計画」。主人公の定年後男性を演じた歌手の郷ひろみさん(67)は、「男子が厨房(ちゅうぼう)に入ってもいい」「皿洗いが誰よりもうま…

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