
17/09/2025
【新刊】
★『危険な言語 エスペラント弾圧と迫害の歴史』
(ウルリッヒ・リンス著/石川尚志・佐々木照央・相川拓也・吉田奈緒子・臼井裕之訳)
1887年、帝政ロシアのユダヤ人ザメンホフが母語の異なる人どうしの相互理解を願って考案した国際語エスペラント。
国家や民族の枠を超えた草の根のコミュニケーションを可能にする中立的言語とその普及活動は、ロシアや欧州各国の言語事情と民主主義の成熟度に応じて受容されていく一方で、疑念と反発を招き、とりわけヒトラーとスターリンの独裁下で苛烈な弾圧にさらされる。
エスペラント運動がたどった苦難と再生の道のりと、この言語の理念に魅せられた話者たちの運命を克明に描いた、エスペラント史の最重要文献。図版多数収録。
※書籍URL↓
https://www.kokusho.co.jp/np/isbn/9784336077905/