21/10/2025
国会議事堂
記者席からみた議場報告アラカルト
令和7年10月21日、237票を得て、憲政史上初の女性首相が誕生した。
多くの国民が中継や報道で関心を寄せていたが、岸田・石破両内閣とは一線を画す保守色の強い内閣の誕生である。
保守色といわれても、日本ファースト政策が目的であり、その為に日本維新の会との連立内閣として誕生した。
国会議事堂は写真で見るように大きな議場(議員席)を正面にして三方から議場を取り囲むように記者席、更にその上に傍聴席がある。本日の傍聴席は過去無い程、実に鈴なり状態の満員御礼であり、国民の関心の高さをうかがわせる状態であった。
記者席から見下ろせる議場では、岩屋・林・村上の石破政権3議員が仲良く談笑。
昨年のどんでん返しの石破内閣の首班指名の時に議場に溢れていた緊張感が今回は見られなかった。
13:00 三々五々、議員が議場に入場
13:05 開会と同時に一瞬で議場が静まり返る、機械のような瞬間だ。
次に議席の決定が決まる。今回は新たな二人の議席ナンバーが報告される。
また期間の設定、58日間と決定
各委員会と委員長の決定
上記に関しては、その都度(異議なーーし)がコーラスされる。
13:10 首相選開始
一人一人名前を呼ばれ投票箱に投入(投票者は記名式)
13:45 開票結果
高市早苗237票で日本初の女性首相となる。
投票から開票結果が出るまで約35分。
昨年は2回目の投票があったが今回は一回で見事に勝利した。
その他の結果は敬称略で以下のとおり。
野田149,玉木28、斎藤24、山本9,神谷3、河村2,松原仁1
結果を待つ間の時間の議場内では、議員はそれぞれ前後左右の人と談笑。
身を乗り出して見下ろすと、麻生太郎氏はじっと腕を組み正面を見つめた姿を崩さない。麻生氏の前に座る高市氏も同様に膝に両手を置き、殆ど身じろぎもせずに緊張した状態にみえた。
このような状況の中で誕生した高市政権に対し、国民は大きな期待が寄せられている。
少なくとも前2内閣に比べ、明るさと希望が与えれるのではないだろうか。
更に今の勝利感を持ち続けるためには何が必要だろうか。
第一に必要なのは高い支持率だ。支持率があればこそ高市内閣の政策が日の目を見る。
高市内閣を落とすために大手メディアは力を結集してくるだろう。
テレビ、新聞を中心として一斉に切り取りや偏向を叫ぶはずだ。
本紙【やまと新聞】記者が記者席で常に感じる違和感がある。
議所には110の記者席がある。丸い椅子が設置され一人分は約50cmほどのスペースだ。
だが、同時に社名を入れたネームプレートがつけられている。
殆どの席には大手メディアのプレートが付いており、今日のようなときには記者証がありながら座ることが出来ない状態となる。
スマホの持ち込みも不可、写真も一眼レフなど規制も厳しい。
弱小新聞社やフリーの記者は嫌なら中継で見ろ、という感じである。
大手が独占する報道の現場の現状である。
同様に、大手のみが享受できる「その他メディアは排除」が記者クラブをはじめとして
まかり通っている。
高市内閣の誕生で、大手メディアが独占している報道の現場を開放してほしいと願う。
開かれた報道確保を期待したい。