
15/07/2025
歌詞ってどうやって作るの?歌詞作りの基本的な流れとテクニック紹介
楽曲制作において、サウンドと同じくらい大切なのが「歌詞」。
サウンドプラスでも歌詞制作のご依頼をいただくことがよくあります。
人によってセンスはさまざまですし、なかなか正解の見えにくい歌詞制作ですが、それでもノウハウはちゃんとあります。
今回はそれらをご紹介させていただきますね。
①テーマを決める(何について歌う?)
まずは「何についての曲にしたいか」を決めましょう。
恋愛、夢、季節、社会への問題提起などテーマはさまざまです。
それらの大枠のテーマを決めたら、想像でも自分の体験でもいいので考えを巡らせながら、思いつくことを書き出してみましょう。
より具体的な単語や感情をピックアップすることができれば、それらを軸にしていろんな発想が生まれやすくなります。
②歌詞の流れを考える
大半の楽曲では、サビに一番伝えたいことを持ってくることを想定した上で、起承転結を考えてみましょう。
・Aメロ:起、承(物語の状況説明やそれを受けての感情など)
・Bメロ:転(だから~したいなどの順接、本当は~したかったなどの逆接的展開)
・サビ:結(一番伝えたい感情や情景を鮮明に伝わるような単語を用いて)
・Cメロ:サビまでの起承転結を受けてさらに転を作る(サビの感情の先の未来をイメージしてみる、過去により深く潜ってみる、など)
これはあくまで一例なので、必ずしもこの流れ通りである必要はありません。
曲によっては、一番大事なことをBメロの最後にそっと置く、なんていう手法もありますのでいろいろトライしてみてください。
③実際に歌詞を作ってみる
ここまで道筋がハッキリとしてきたら、実際に歌詞を作ってみましょう。
始めのうちは好きなアーティストの言い回しを研究してみるのが良いでしょう。
また普段の生活の中で、自分がどんな物事や世界観が好きか、どんな歌詞や文章に興味を惹かれるのか、といったことを感じるセンサーをいつも磨いていることが大切です。
自己分析にもつながるのでぜひ習慣に取り入れてみてください。
一般的には、一番伝えたいことを持ってくるサビから作るのがいいと思いますが、どこから始めても大丈夫です。
最初の一行が出てくるまでに時間がかかってしまったりしますが、一つ出てきたらそこからは案外スルスルと進み始めたりするものなので、根気よくがんばってください。
ここで一つ注意点ですが、1番と2番の歌詞の文字数はできるだけ揃えるように心がけてください。
あまりに文字数がバラバラだと、メロディに統一性がなくなってしまいますよ。
■歌詞制作で使えるテクニック
良い歌詞には共通するテクニックがあったりするものです。
ここからはそれらのテクニックをいくつかご紹介させていただきますね。
①韻を踏む
「うまい、くらい、つらい、fly」など同じ母音構成(この場合は「u-a-i」)を持つ言葉を、数小節ごとに配置する手法です。
似たようなメロディラインが連続するときに有効です。
②同じ言葉を繰り返す
サビの入りなどにとても効果的な手法です。
伝えたいことをこれでもかと強調することができます。
一番最後だけ少し変化を加えてあげるのがコツですね。
③英語を取り入れる
ノリのいい楽曲では随所に英語をちりばめることもオススメです。
英語は言葉自体にリズム的な要素がとても強い言語なので、楽曲の持つノリをさらにプッシュしてくれますよ。
④比喩表現
直接的な表現ばかり続いていると、作文みたいになってしまい、面白みがなくなってしまいます。
表現したい感情や物事を、別の物事などに例えてみると詩的な表現力がグッと上がります。
また、表現が程よく抽象的になるので、見る人が自分事として捉えやすい歌詞になるのでオススメです。
最初からフル尺の歌詞を作り上げることはなかなか大変なことだと思います。
まずはテーマとなるイメージを持つこと、キーワードをいくつか挙げてみることから始めてみてください。
サウンドプラスでは、それらのイメージを元に歌詞制作を多数おこなってきましたし、お客様が作詞した大切な歌詞を、メロディに合わせた文字数に調整することなども可能ですので、気軽にご相談くださいね。
まずは遊び感覚で作り始めてみてはいかがですか?