14/08/2025
本日は久しぶりのアナログテープの登場です。
とある案件のミックスで一旦DAWで仕上げてからテープに記録、
入力レベルを色々試しながらテープ独特のヒスノイズの分量がどれくらいが曲に適切かを検証しながらの作業。
一旦曲全体をテープに録ってから再生ヘッドで聴かないと意味がないので、ワンテイクづつ録っては戻し、、の作業、加えてヘッドも一曲かける毎にエタノールで掃除しているので、なかなか時間のかかる作業です。
昔はこの「サー」という「余分な」ノイズを少しでも減らすために収録段階から様々工夫したものですが、今や逆転現象ですね。
ただしこれは「昔のアナログの音は暖かくて音が良かった」的な懐古主義なオーディオマニアなお話しでは全くなくて、
今の高解像度の時代にこそ聞こえてくるかつて不要とされていたノイズがいかに耳に、心に潜在的に実は心地よいかの検証であって、次なる音の探究の一つと考えています。
しかしアナログ機器の操作感は一挙一動が、ボタン押すにも「ガチャン、ガッチャン」と体感的なので、オートマ乗ってた人が久々にマニュアル車乗って「やっぱりマニュアルは楽しいなあ〜」っていう感じであることは確かで、そういう意味では懐古的な楽しさはあったりします。笑