やどかり出版(公益社団法人やどかりの里)

やどかり出版(公益社団法人やどかりの里) やどかり出版は、精神障害者の地域生活を支える活動をしている公益社団法人やどかりの里を母体にした出版社です。企画、編集、制作、印刷、製本、販売の各部門に障害のある人が雇用され活躍しています。 企画,編集,製作,印刷,製本,販売の各部門に障害者が雇用され活躍しています.

『統合失調症を生き抜いた人生』 堀 澄清 著 2019年3月1日発行 “この時の気分というのは周りがよく見えるようになったということがあります.それまでは自分にとって都合のいいように周りを見ていたように思います.それがフランクにというか,自...
14/12/2025

『統合失調症を生き抜いた人生』 堀 澄清 著 2019年3月1日発行

 “この時の気分というのは周りがよく見えるようになったということがあります.それまでは自分にとって都合のいいように周りを見ていたように思います.それがフランクにというか,自分の先入観をあまり入れないで自分の状況が見られるようになってきました.そうなったから症状がよくなったのか,症状がよくなったからそうなったのかは,自分ではわかりません.”

 自分の症状の転機になったことは1998年のサッカー日本代表のW杯のアジア予選に夢中になり,テレビ中継を熱心に見て,サッカーに興味がわき,サッカーの本を図書館で借りて,読めなかった本が読めるようになったことでした.そこから,行動の幅が広がりました.
 それまで,自分の世界に沈殿していたところから,他のことに目を向けられるようになりました.
 やどかり情報館に勤続して約17年.その前に派遣会社に登録して4年以上仕事をしてきました.病を持ちながら,継続して20年以上,仕事をしてきたことになります.動機としてはお金が必要だから始めたことでしたが,長い目でみれば,定期的に家をでて,仕事にいくということは生活のリズムを作れますし,家にこもらないということでも,病の回復に大いに助けになったのではないかと今は考えています.
 今回の画像は埼玉県立近代美術館の常設展示の中で撮影可能だった1枚です.動物の絵特集という事で展示されていた中の1枚です.動物の絵は日本では他国と比べて多いとテレビで見ました.それだけ,題材としても絵画としても愛されているのでしょう.そんなことを端的に表している絵だと思います.
 次回も堀さんのブックレットから紹介する予定です.(花)
(やどかり出版ホームページはこちらからどうぞ⇓)
https://book.yadokarinosato.org/
#精神障害
#障害福祉
#障害支援
#精神保健福祉
#やどかり出版
#やどかりの里
#やどかり情報館

「響き合う街で」は,こだわりのあるページレイアウトであるため,フィックス型(固定レイアウト)で作成した電子書籍を配布しています.今後の展開を考えて,レイアウトが可変するリフロー型電子書籍も準備中です. 今まで,やどかり出版ホームページ(BA...
13/12/2025

「響き合う街で」は,こだわりのあるページレイアウトであるため,フィックス型(固定レイアウト)で作成した電子書籍を配布しています.今後の展開を考えて,レイアウトが可変するリフロー型電子書籍も準備中です.
 今まで,やどかり出版ホームページ(BASE)で電子書籍を販売してきて,ホームページ上で紙の本と見分けるのが難しいという問題があったため,先日,電子書籍版の宣伝画像の表紙には,私の描いたイラストを載せることになりました.それがこちらの画像です.
 パソコンを操作している女性のイラストであり,電子書籍を読んでいる風ではないですが,電子書籍を作っているようには見えるかもしれません?!?! いずれにしても目立ってはいるので,紙の本と見分けはつくように思われます.Kindleと楽天Koboには登場せず,やどかり出版ホームページ(BASE)でのみ表示されるレアキャラであり,次号「響き合う街で」115号の電子書籍版にも宣伝画像として登場します.皆さまに愛着を持っていただけることを期待しております.(知)
(やどかり出版電子書籍はこちらからどうぞ⇓)
https://book.yadokarinosato.org/categories/1849727
#精神障害
#障害福祉
#障害支援
#精神保健福祉
#やどかり出版
#やどかりの里
#やどかり情報館

送料改訂のお知らせ 日頃よりやどかり出版の出版活動には多大なるご支援を賜り,誠にありがとうございます。 これまで当社HP(BASE)からご購入いただいたお客様には,HP開設以来8年以上にわたり,送料をサービスさせていただいておりました。これ...
08/12/2025

送料改訂のお知らせ
 日頃よりやどかり出版の出版活動には多大なるご支援を賜り,誠にありがとうございます。
 これまで当社HP(BASE)からご購入いただいたお客様には,HP開設以来8年以上にわたり,送料をサービスさせていただいておりました。これをなんとか維持するべく努力してまいりましたが,昨今の物流コストや梱包資材費の高騰,さらには最低賃金の急激な上昇を受け,このまま送料を負担し続けることが困難となりました。
 大変心苦しいお願いではございますが,下記の通り送料を設定させていただきたく存じます。
■改訂後の送料
ご注文1件につき,全国一律200円(税込)/3,000円(税込)以上で送料無料
■改定日
2026年2月2日(月)午前10時以降のご注文分から

何卒ご理解くださいまして,今後とも変わらぬご愛顧のほどを,心よりお願い申し上げます。

2025.12.8
やどかり出版一同
(やどかり出版ホームページはこちらからどうぞ⇓)
https://book.yadokarinosato.org/
#精神障害
#障害福祉
#障害支援
#精神保健福祉
#やどかり出版
#やどかりの里
#やどかり情報館

やどかりの里は今年55周年を迎ました.今後の活動の展望を考えるにあたり,やどかりの里を利用しているメンバーの聴き取り調査が行われ,先日その報告会が開かれました. 私がやどかりの里に出会ってから,気づけば22年の歳月が流れました.かつてやどか...
07/12/2025

やどかりの里は今年55周年を迎ました.今後の活動の展望を考えるにあたり,やどかりの里を利用しているメンバーの聴き取り調査が行われ,先日その報告会が開かれました.
 私がやどかりの里に出会ってから,気づけば22年の歳月が流れました.かつてやどかりの里に救われた1人として,今後の活動に少しでも役に立てばと思い,今回の調査に協力しました.調査にあたって自分の人生を振り返る作業は,思っていた以上に辛いものでした.特に精神疾患を発症するきっかけとなった出来事は,私にとっては「パンドラの箱」のようなものでした.最近ではその記憶も薄れつつありましたが,今回の振り返りによって再び当時の記憶が蘇り,一生忘れることができないのだなと改めて感じました.
 私たちが届けた声が,今後のやどかりの里の活動に活かされ,かつての私のように,やどかりの里との出会いによって救われる人が1人でも多く生まれることを願っています.(昌)
(やどかりの里55周年記念出版『「もう1つの価値」を生きる メンバー・家族がつないだバトン』はこちらからどうぞ⇓)
https://book.yadokarinosato.org/items/126356582
#精神障害
#障害福祉
#障害支援
#精神保健福祉
#やどかり出版
#やどかりの里
#やどかり情報館

☆フリップブック(ページ見本)はコチラ.https://online.fliphtml5.com/ciqxs/fmjs/ =1やどかりの里55周年記念出版編集委員会:編発行:やどかり出版A5判 140ページ本体価格1200円+税ISBN978-4-904185-53-7発行年月:2025年11月21日やどかりの里...

【男女平等について考えてみる】 日本初の女性総理大臣が就任しました。あの自由の国アメリカでも、女性が大統領になったことはありません。女性の政治家には生真面目なイメージがあり、裏でひそひそいろいろなことを決めているような男性政治家に比べてクリ...
06/12/2025

【男女平等について考えてみる】
 日本初の女性総理大臣が就任しました。あの自由の国アメリカでも、女性が大統領になったことはありません。女性の政治家には生真面目なイメージがあり、裏でひそひそいろいろなことを決めているような男性政治家に比べてクリーンなイメージを、私は持っています。
 しかし、男女平等を考えると、男性中心の社会の中で女性が男性に負けないでいる状態が男女平等というイメージが特に強いです。それはどうなのでしょうか。
 結局その考え方では、男性の一般的な役割、原始時代は狩猟、現代では仕事中心に行動できるかどうかということを、女性もできるようになることが男女平等の考え方に根付いているような気がします。それでは、男女の性としての役割が平等に考えられているとは私は思いません。
 男性がどう頑張ったところで、女性にしかできない性的役割があります。もちろん男性もその役割をお手伝いすることはできますが。
 女性が、その役割がひと段落ついたら、仕事に何の問題もなく戻れるような社会にすることも重要かもしれません。
 それと、女性にしかできない役割を、男性が行っている役割と同様のものとしての認識を社会に浸透させることも必要だと思います。
 意識そのものを変えていかなければいけないと私は思います、男女の性としての役割の違いを平等にするという意識を。(和)
(やどかり出版ホームページはこちらからどうぞ⇓)
https://book.yadokarinosato.org/
#精神障害
#障害福祉
#障害支援
#精神保健福祉
#やどかり出版
#やどかりの里
#やどかり情報館

やどかりの里では創設以来,「目の前のメンバーがお師匠さん」という言葉が受け継がれてきました。私は前職での失意と怒りを抱えて「やどかり情報館」にやって来ましたが,そこで働くメンバーの柔らかな空気感に包まれた瞬間,「ああ,私はここに居ていいんだ...
30/11/2025

やどかりの里では創設以来,「目の前のメンバーがお師匠さん」という言葉が受け継がれてきました。私は前職での失意と怒りを抱えて「やどかり情報館」にやって来ましたが,そこで働くメンバーの柔らかな空気感に包まれた瞬間,「ああ,私はここに居ていいんだ……」と,とても安らかな気持ちになりました。その感覚は,入職12年目の現在でも忘れることができません。「人生の痛みを知っている人たち」という揺るぎない信頼感ゆえかもしれません。
 ですから,「やどかりの里の宝はメンバーである」という確信が,創立55周年記念出版に結実したことをとても嬉しく思っています。やどかりの里の設立に深く関わり,活動の方向性を指し示してくれた13人のメンバーと家族の人生の物語です。
 すでに全員が他界されているので,抵抗のある読者もいらっしゃるかとは思ったのですが,編集室ではあえて,正面を見据えた各人のお写真を多数掲載させていただきました。それぞれの人生を生き抜いた証として。「やどかりの里のこれからを,見ているよ」というメッセージとして。(m)
(やどかりの里55周年記念出版『「もう1つの価値」を生きる メンバー・家族がつないだバトン』はこちらからどうぞ⇓)
https://book.yadokarinosato.org/items/126356582
#精神障害
#障害福祉
#障害支援
#精神保健福祉
#やどかり出版
#やどかりの里
#やどかり情報館

やどかりの里55周年記念出版編集委員会:編発行:やどかり出版A5判 140ページ本体価格1200円+税ISBN978-4-904185-53-7発行年月:2025年11月21日やどかりの里の創設に深く関わり,今に至る55年間の歩みの中で,その時々に活動の原動力...

雑誌「響き合う街で」114号では障害のある人の経済的自立という特集を組んでいます.巻頭の統合失調症当事者の佐藤晃一さん,1型糖尿病患者の西田えみ子さんの記事をご紹介します. 佐藤晃一さんは14歳の時に発病し,44年もの間統合失調症と付き合っ...
29/11/2025

雑誌「響き合う街で」114号では障害のある人の経済的自立という特集を組んでいます.巻頭の統合失調症当事者の佐藤晃一さん,1型糖尿病患者の西田えみ子さんの記事をご紹介します.
 佐藤晃一さんは14歳の時に発病し,44年もの間統合失調症と付き合ってきた方です.作業所で週1日から少しずつ働き始めた日々,生活保護を受給したものの2012年からの生活保護費切り下げで苦しくなっていく生活について語っていらっしゃいます.
 西田えみ子さんはわずか5歳で1型糖尿病を発症していらっしゃいます.インスリンポンプという機械を24時間つけなければならず,もし機械が故障し,インスリンの投与がたった3時間途絶えれば体が動かなくなり,1~2日で死に至るということです.糖尿病は一般的に知名度の高い病気ですが,こんなにも死の気配が身近な病気だとは思いもしませんでした.また,治療費もかなり高額で毎月20,000円もかかります.指定難病の制度からは除外されているためこのように治療費が生活を圧迫してしまっています.
 他にもきょうされんの障害のある人の生活実態調査や心臓病患者の生活の現状,専門職から見た福祉医療の問題を指摘された記事等が掲載されております.ご興味があれば是非ご一読ください.(S)
 やどかり出版トップページより試し読みができますhttps://book.yadokarinosato.org/
販売ページhttps://book.yadokarinosato.org/items/118104838
電子書籍版はこちらからお求めになれますhttps://book.yadokarinosato.org/items/119029194

https://book.yadokarinosato.org/items/118104838

#精神障害
#障害福祉
#障害支援
#精神保健福祉
#やどかり出版
#やどかりの里
#やどかり情報館

☆フリップブック(ページ見本)はコチラ.https://online.fliphtml5.com/ciqxs/qbks/ =1★電子書籍版は下記URLへどうぞ.https://book.yadokarinosato.org/items/119029194発行:やどかり出版B5判 60頁前後本体価格1,200円+税ISSN 1342-4653発行年月:2025年8月...

【新刊のご案内】やどかりの里の創設に深く関わり,今に至る55年間の歩みの中で,その時々に活動の原動力となり方向性を指し示してくれた,精神障害のある当事者と家族の人生の物語。病気や生きづらさを抱えながらも地域で生きることを選び,自分らしい生き...
27/11/2025

【新刊のご案内】
やどかりの里の創設に深く関わり,今に至る55年間の歩みの中で,その時々に活動の原動力となり方向性を指し示してくれた,精神障害のある当事者と家族の人生の物語。病気や生きづらさを抱えながらも地域で生きることを選び,自分らしい生き方を見つけてきた人たちの言葉や記録から,「もう1つの価値」があることを浮かび上がらせる。私たちにとって本当に大切なものは何か,見失われがちな本質を鋭く問いかける一冊。
(やどかりの里55周年記念出版『「もう1つの価値」を生きる メンバー・家族がつないだバトン』はこちらからどうぞ⇓)
https://book.yadokarinosato.org/items/126356582
#精神障害
#障害福祉
#障害支援
#精神保健福祉
#やどかり出版
#やどかりの里
#やどかり情報館

やどかりの里55周年記念出版編集委員会:編発行:やどかり出版A5判 140ページ本体価格1200円+税ISBN978-4-904185-53-7発行年月:2025年11月21日やどかりの里の創設に深く関わり,今に至る55年間の歩みの中で,その時々に活動の原動力...

11月15日,この夏に行われた「やどかりの里・メンバー」状態調査の報告会が行われました.22人のメンバーのさまざまな成育歴や発症の経緯,入院経験,またやどかりの里との出会いについて報告がありました.メンバーの声からはやどかりの里につながった...
23/11/2025

11月15日,この夏に行われた「やどかりの里・メンバー」状態調査の報告会が行われました.22人のメンバーのさまざまな成育歴や発症の経緯,入院経験,またやどかりの里との出会いについて報告がありました.メンバーの声からはやどかりの里につながったことで居場所ができたり,生活が整い,体調が回復していった過程を垣間見ることができました.
 やどかりの里の現在とこれからについて,「もっと話す機会が欲しい」という声が多かったことが印象的でした.コロナ禍以降バザーや餅つき,新年会等,各所のメンバー,職員が一堂に会し,何かを行うという場が少なくなりました.職員の中でも「やどかりの里は“とも育ち”と言うけれど,その感覚をメンバーは感じていない気がする」という声があり,その背景にはイベント等の減少もあるのではないかと考えさせられました.
 本書【41:共同創造】ではメンバー理事の加藤康士さんが,自らの理事としての経験を用い,コ・プロダクションについて記しています.メンバーと職員がともに活動を担うことがやどかりの里の強みであったはずが,イベントの減少や現場での余裕のなさから,メンバーと職員が共同するという機会は希少なものになってしまったのかもしれません.
 状態調査で聴くことができた声は,登録メンバーのひと握りです.今回声を聴くことのできなかったメンバーの声も汲んでいくことを意識し,“とも育ち”や“共同創造”できる職場づくりを考えたいと思いました.共同創造について関心を持たれましたら,ぜひ本書をご一読ください.(奈)
(やどかりの里50周年記念出版『「もう1つの価値」に出会う』はこちらからどうぞ⇓)
https://book.yadokarinosato.org/items/57133024
#精神障害
#障害福祉
#障害支援
#精神保健福祉
#やどかり出版
#やどかりの里
#やどかり情報館

やどかりの里50周年記念出版編集委員会:編発行:やどかり出版A5判 124ページ本体価格1200円+税ISBN978-4-904185-48-3発行年月:2021年12月本書は,生きづらさを抱えている人にもう1つの価値や生き方があることを伝えたいと企画さ....

今回は私が担当しているやどかり出版の仕事について書けたらと思います. 通常業務とそれ以外に分類するとわかりやすいかもしれません.通常はテープ起こしや校正,1次リライトや原稿整理などです.それ以外では研修事業の事務局,講師活動,情報館の2階の...
22/11/2025

今回は私が担当しているやどかり出版の仕事について書けたらと思います.
 通常業務とそれ以外に分類するとわかりやすいかもしれません.通常はテープ起こしや校正,1次リライトや原稿整理などです.それ以外では研修事業の事務局,講師活動,情報館の2階の書籍の管理,発送作業などです.
 その中で今回は講師活動についてお話しします.始めた動機はいくつかあります.1つはもう他界された昔のメンバーからの影響です.そのメンバーは生前講師活動をされていました.他界された時期,私自身は今より人生がうまくいっていなかったです.ヒントを求めるようにその人の書籍も読みました.そしてそのメンバーの生前の私への直接のアドバイスは思いのほか響きました.循環というか,私もある意味で彼のように他者へ希望を与えられたらと思い,講師活動を始めました.
 しかし講師活動の仕事を自分からやりたいと言ったはずなのに,いざ体験を語ってみると想像以上に健常者時代の話が長く多かったとことに後になって驚きました.きっと無意識のうちに,病気になってからの自分に自信が持てなかったのでしょう.必然的に健康な時代の話が長くなりました.今は意図的にバランスを調整して話していますが,いつか自然な形で万遍なくバランスよく話せたらと思います.(健)
(『やどかりブックレット・障害者からのメッセージ・13 伝えたい この気持ち,この願い 講師登録者学習会の歩み』はこちらからどうぞ⇓)
https://book.yadokarinosato.org/items/5121544
#精神障害
#障害福祉
#障害支援
#精神保健福祉
#やどかり出版
#やどかりの里
#やどかり情報館

やどかりブックレット編集委員会:編発行:やどかり出版A5判 110ページ本体価格1,000円+税ISBN978-4-946498-78-7(4-946498-78-8) C0036発行年月:2005年06月「やどかりの里」のメンバーの講演活動の歴史は古い.しかし,当初は,職員の後について...

『統合失調症を生き抜いた人生』 堀 澄清 著 2019年3月1日発行 “私は平松精神病院を退院した後,腹の底から精神医療に対する不信感が湧きましたので,26歳から45歳までの20年間まったく医療の世話になっておりませんし,薬も飲んでいません...
16/11/2025

『統合失調症を生き抜いた人生』 堀 澄清 著 2019年3月1日発行

 “私は平松精神病院を退院した後,腹の底から精神医療に対する不信感が湧きましたので,26歳から45歳までの20年間まったく医療の世話になっておりませんし,薬も飲んでいません.状態はひじょうに悪かったです.幻聴もありましたし,妄想もありました.町の中にはいましたが,ほとんど床に横たわっていました.”

 私は精神病院を退院した後は,夜寝る前の薬以外は薬を飲まなくなりました.面倒だったからと効能があるかよくわからなかったからです.就寝前の薬を飲んだのは,それが無いと眠れなかったからです.
 それを心配した親が医師に相談し,薬は就寝前の薬だけになりました.その状態は今でも続いています.就寝前だけの薬になった当時は,お尻に注射を打っていました.それは,ほどなくしてなくなりました.
 通院をする目的は,薬をもらう側面が最近は多いと感じています.季節ごとに体調の波はありますが,それを医師に話しているという現状です.ある意味,安定しているのかもしれません.
 ただ,就寝前の薬は欠かせませんから,堀さんのように20年間医療の世話にならないというのは,日常生活もそうですが,仕事もできません.私にはできないなあと思う次第です.
 今回の画像は群馬県立近代美術館の常設展示の中の特集展示で,水野 暁 「視覚の層|絵画の層」で撮影可能だった1枚です.こちらの特集展示では,群馬県に地縁のある現代美術家の展示が度々特集されています.今回もその一環だったようです.純粋にきれいな絵だなと思いました.
地方の美術館は,地縁のある美術家の展示があるので,それを鑑賞することも,ある意味面白いです.
 次回も堀さんのブックレットから紹介する予定です.(花)
(『統合失調症を生き抜いた人生』はこちらからどうぞ⇓)
https://book.yadokarinosato.org/items/17491136
#精神障害
#障害福祉
#障害支援
#精神保健福祉
#やどかり出版
#やどかりの里
#やどかり情報館

今年でやどかりの里は55周年を迎えます。現在、55周年の記念出版の準備をしておりますが、私は5年前の50周年の記念出版『「もう1つの価値」に出会う』の組版を担当しておりました。今回はその時に感じたことを別の視点から書こうと思います。 私は精...
15/11/2025

今年でやどかりの里は55周年を迎えます。現在、55周年の記念出版の準備をしておりますが、私は5年前の50周年の記念出版『「もう1つの価値」に出会う』の組版を担当しておりました。今回はその時に感じたことを別の視点から書こうと思います。
 私は精神障害をもっていますが、入院経験はありません。なので「何の説明もなく注射を打たれ、目覚めた時は鉄格子の中」という文章を見た瞬間に「これは『精神科医療』って言えるのか?」と思いました。精神障害でつらい生活をしている中、そのつらさから「抜け出したい」という思いで「精神科病院」に行ったら、先生から「何の説明」もないまま「注射」で眠らされ、目を覚ました時には「鉄格子」の中という心も体も圧迫される環境に入れられて……そんなところに入れられたら治るものも治らないんじゃないかと思いました。悪いことはしてないのに「犯罪者」になったような気分になるかと思います。再び問いますが、これが「医療」と言えるのでしょうか?
 「鉄格子」の中での生活はいつ退院できるかという不安に苛まれる、精神的にも悪循環な環境だと思います。世間一般では精神障害を何だと思ってるのでしょうか? 私自身も精神障害をもっている友達が数名います。みんな生き生きと生活しています。そんな精神障害者を「鉄格子」の中に「閉じ込めて」何の意味があるんでしょうか? 甚だ疑問です。今回は「鉄格子」のキーワードを頻繁に出しましたが、同等に「身体拘束」も問題だと感じています。「身体」を「拘束」して何の利点があるのでしょうか?
 障害者も1人の「人」です。障害あるなし関係なく、「地域社会」で生活できる、そして「人」として「人」らしい生活が送れる世の中になってほしいと私は思います。(K)
(『「もう1つの価値」に出会う』はこちらからどうぞ⇓)
https://book.yadokarinosato.org/items/57133024
#精神障害
#障害福祉
#障害支援
#精神保健福祉
#やどかり出版
#やどかりの里
#やどかり情報館

やどかりの里50周年記念出版編集委員会:編発行:やどかり出版A5判 124ページ本体価格1200円+税ISBN978-4-904185-48-3発行年月:2021年12月本書は,生きづらさを抱えている人にもう1つの価値や生き方があることを伝えたいと企画さ....

住所

見沼区染谷1177/4
Saitama-shi, Saitama
337-0026

営業時間

月曜日 09:00 - 18:00
火曜日 09:00 - 18:00
水曜日 09:00 - 18:00
木曜日 09:00 - 18:00
金曜日 09:00 - 18:00

電話番号

048-680-1891

アラート

やどかり出版(公益社団法人やどかりの里)がニュースとプロモを投稿した時に最初に知って当社にメールを送信する最初の人になりましょう。あなたのメールアドレスはその他の目的には使用されず、いつでもサブスクリプションを解除することができます。

事業に問い合わせをする

やどかり出版(公益社団法人やどかりの里)にメッセージを送信:

共有する

カテゴリー