12/12/2025
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『ナウエン・セレクション 傷ついた癒やし人 新版』
(ヘンリ・ナウエン 著/
渡辺 順子・訳/酒井 陽介・解説)
重版入荷いたしました!
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20世紀を代表する霊的指導者ナウエンの主著、
待望の新訳!
1932年にオランダで生まれ、
アメリカで活躍したヘンリ・ナウエン。
1972年に刊行された初期代表作である本書は、
苦悩に満ちた世界において
牧会者であることの意味を問う。
牧会者自身の傷や弱さが、
他者を癒やす源となるという本書の主張は、
「仕える生き方」を願うすべてのキリスト者に、
今なお新鮮な導きを与え続けている。
キリスト者のみならず、
援助職にある方々に広くおすすめの書。
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編集者のことば
20世紀のもっとも重要な神学書のひとつ
と言われる本書。
なんと言っても「傷ついた癒やし人」という
タイトルがすばらしいです。
私たちは、それぞれに傷を負っています。
傷は痛みのしるしですし、
私たちはそれを醜いと思い、
隠したくなるかもしれません。
しかし考えてみれば、その傷が、
私たちの固有性を作っているのではないでしょうか。
ナウエンが、グランドキャニオンの美しさ
ということを書いています。
アメリカのアリゾナ州にあるあの巨大な渓谷。
考えてみれば、あれは地球の傷跡のようです。
しかしその傷が美しい。
人間も同じだと思います。
人はそれぞれに固有の傷を負っていて、
その傷がその人の固有性を形づくり、美しさを与える。
ナウエンが特に本書で扱うのは、
牧師・司祭をはじめ対人援助職にある者にとって、
自らの傷と向き合うことの大切さです。
ナウエンは言います。
「自分自身の痛みを深く理解することによって、
私たちは自分の弱さを
力に変えることができるようになり、
苦しみを正しく理解できずに
しばしば闇のなかをさまよっている人々に、
自分自身の経験を癒やしの源として
差し出すことができるようになる」(129頁)
刊行から半世紀を経てもまったく色あせない、
ナウエンの最高傑作。
ぜひお読みください。
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目次
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はじめに 四つの開いた扉
第一章 断絶した社会におけるミニストリー
人間の探求
序
一 現代における人間の苦境
二 現代における人間の解放への道
結び
第二章 根なし草の世代へのミニストリー
脱走兵の目をのぞきこむ
序
一 明日の世代
二 明日の指導者
結び
第三章 希望なき人へのミニストリー
明日を待つ
序
一 ハリソン氏の状態
二 ハリソン氏を明日へと導くには
三 キリスト教のリーダーシップの原則
結び
第四章 孤独な牧会者によるミニストリー
傷ついた癒やし人
序
一 傷ついた牧会者
二 癒やす牧会者
結び
結び 前へ進ませる力
訳者あとがき……渡辺順子
解説 孤独を生きる奉仕のかたち
─もてなし(ホスピタリティ)と共同体の創造
……酒井陽介