テンミニッツ・アカデミー

テンミニッツ・アカデミー 東京大学をはじめとする日本の大学教授や一流企業の経営者、世界的権威である医師など、各分野の第一人者が動画で解説。忙しいあなたへ、1話10分の講義をスキマ時間に学ぶことができます。

19/09/2025

◎「PetroAI」とは?AI・軍事・石油で循環する経済サイクル
トランプ・ドクトリンと米国第一主義外交(2)PetroAI経済サイクル
東秀敏(米国大統領制兼議会制研究所(CSPC)上級フェロー)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5939

トランプ大統領率いるアメリカが、トランプ・ドクトリンの実践場として目をつけたのは中東であった。5月に行われたアメリカとサウジアラビアとの首脳会談最大の成果はPetroAI本位制の発足だと東氏は言う。そして、サウジアラビアと中心とする石油産油国がドルの信用を担保することになるのが「PetroAI経済サイクル」だが、この経済体制がアメリカにとってどのようなメリットがあるのか。詳しく解説する。(全3話中第2話)

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【本レクチャーのポイント】

●米国・サウジ首脳会談最大の成果はPetroAI本位制の発足
●AI・軍事・石油で循環する経済サイクルの確立

18/09/2025

◎国民に求められる外交感覚とは?陸奥宗光の臥薪嘗胆の意味
外交とは何か~不戦不敗の要諦を問う(3)「内政と外交」と持つべき外交感覚
小原雅博(東京大学名誉教授)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5934

「内政と外交」――これはまさに切っても入れない大事な関係にある。外交とは、国際関係ばかりに気を遣っていればいいのではなく、海外の声をききながら国内の声にも耳を傾けることが重要だと小原氏は述べる。まさに内政が大事であるということだ。その意味で、戦後日本の一国平和主義も再考すべきではないか。それらを含め、外交官だけでなく国民全体に求められる「外交感覚」とはどういうものかを解説する。(2025年4月15日開催:紀伊国屋書店本店トークイベントより、全5話中第3話)
※司会者:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)

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【本レクチャーのポイント】

●外交だけで平和が訪れるわけではない
●明治期の「富国強兵」は王道から外れていた

17/09/2025

◎世界で最もクリエイティブな国は? STEAM教育が広がる理由
数学と音楽の不思議な関係(4)STEAM教育でつくる喜びを全ての人に
中島さち子(ジャズピアニスト)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5921

世界では「創造性がどれくらい大事か」という問題意識が今、急激に高まっている。創造性とは全ての人にあり、偏差値などでは絶対に計れない、まさに無限軸の創造性のこと。そうした創造性を育む学びが「STEAM教育」である。最終話では、“理科や数学を学ぶというより、科学者や数学者のように考え、アーティストやエンジニアのように創る”という考え方のもと、「つくる喜びを全ての人に」を合言葉に世界中で広がっていくこの動きについて解説する。(全4話中第4話)

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【本レクチャーのポイント】

●全ての境界を越える時代に重要な「STEAM教育」
●世界で最もクリエイティブな国は日本
●「ティンカリング(いじくり回す)」で、つくる喜びを全ての人に

16/09/2025

◎米長邦雄のアンラーニング、弟子の弟子になってV字成長
経験学習を促すリーダーシップ(2)経験から学ぶ力
松尾睦(青山学院大学 経営学部経営学科 教授)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5928

人が成長していくために重要な経験学習。その学習サイクルを適切に回していくためには、「経験から学ぶ力」が必要になる。ではそこにはどのような要素があるのか。ストレッチ、リフレクション、エンジョイメントという3要素と、それを支える「思い」と「つながり」という2つのドライバーから、経験学習の要点について、米長邦雄の事例などをもとに解説する。(全4話中第2話)

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【本レクチャーのポイント】

●ストレッチ・リフレクション・エンジョイメント
●経験学習とジョブ・クラフティング
●米長邦雄の「アンラーニング」

15/09/2025

◎「国際月探査」とは?アルテミス合意と月探査の意味
未来を知るための宇宙開発の歴史(9)宇宙開発を継続するための国際月探査
川口淳一郎(宇宙工学者)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5879

現在の宇宙開発は「国際月探査」を合言葉に掲げている。だが月は人類の移住先にも適さず、探査にさほどメリットがない。にもかかわらずなぜ「月探査」が目標として掲げられているのか。それは冷戦後、宇宙開発の目標を失った各国の宇宙開発を継続・発展させるための策でもあったという。(全14話中第9話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)

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【本レクチャーのポイント】

●現在の宇宙開発の合言葉は「国際月探査」
●月探査は「確実に成果を挙げる」方法が望ましいが……
●月探査を行う明確なメリットは、実はない?
●アルテミス合意に参加する目的は……
●火星へのサンプルリターンは実現できるか?

<テンミニッツTV編集部>

14/09/2025

◎なぜ高校野球は毎年盛り上がるの?森林率にみる日本の特質
「集権と分権」から考える日本の核心(5)島国という地理的条件と高い森林率
片山杜秀(慶應義塾大学法学部教授)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5915

日本の政治史を見る上で地理的条件は外せない。「島国」という、外圧から離れて安心をもたらす環境と、「山がち」という大きな権力が生まれにくく拡張しにくい風土である。特に日本の国土は韓国やバルカン半島よりも高い割合の森林率を有し、人の住める地域が限定され、区切られてきたことが大きい。(全7話中第5話)
※司会者:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)

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【本レクチャーのポイント】

●「島国」であるがゆえの安心と分権
●日本の森林率とバルカン半島の政情
●住めない場所が多い日本の富と権力
●近代的な国民概念に一番遠いところにいたのが日本列島

<テンミニッツTV編集部>

13/09/2025

◎狩猟採集生活の知恵を生かせ!共同保育実現に向けた動き
ヒトは共同保育~生物学から考える子育て(3)共同保育を現代社会に取り戻す
長谷川眞理子(日本芸術文化振興会理事長)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5924

ヒトは、そもそもの生き方であった狩猟採集生活でも子育てを分担してきた。それは農業社会においても大きくは変わらなかったが、しかし産業革命以降、都市化が進み、貨幣経済と核家族化と個人主義が浸透した。ヒトが従来行ってきた共同保育は崩壊し、母親あるいは両親だけに子育ての責任を負わせる、いわば社会の分断が広がってしまった。個人を単位とするプライバシーが優先される現代社会で共同保育を取り戻すにはどうすればいいのだろうか。(全5話中第3話)

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【本レクチャーのポイント】

●現代社会が変えたこと、変わらないこと
●子育ての負担を分散していた狩猟採集生活の知恵
●工業化・都市化がもたらした貨幣万能の弊害
●共同保育を現代社会に取り戻すには

<テンミニッツTV編集部>

12/09/2025

◎トランプ・ドクトリンの衝撃――民主主義からの大転換へ
トランプ・ドクトリンと米国第一主義外交(1)リヤド演説とトランプ・ドクトリン
東秀敏(米国大統領制兼議会制研究所(CSPC)上級フェロー)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5938

アメリカのトランプ大統領は、2025年5月に訪れたサウジアラビアでの演説で「トランプ・ドクトリン」を表明した。それは外交政策の指針を民主主義の牽引からビジネスファーストへと転換することを意味していた。中東歴訪においてそれを宣言したことが意味するところは何か。トランプの狙いを考える。(全3話中第1話)

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【本レクチャーのポイント】

●トランプ大統領の中東歴訪の意義とは
●「平和と繁栄へのシフト」がトランプ・ドクトリンの本質
●「黄金時代を全世界に」のトランプ・ドクトリン

<テンミニッツTV編集部>

11/09/2025

◎外政家・原敬とは違う…職業外交官・幣原喜重郎の評価は?
外交とは何か~不戦不敗の要諦を問う(2)外交と軍事のバランス
小原雅博(東京大学名誉教授)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5933

国際関係においては外交と軍事(内政)のバランスが重要となる。著書では、近代日本において、それらのバランスが崩れていった過程を3つのステージに分けて解説しているが、今回はその中の、国のトップが外政家・原敬から職業外交官・幣原喜重郎に移った際の幣原の評価について解説する。(2025年4月15日開催:紀伊国屋書店本店トークイベントより、全5話中第2話)
※司会者:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)

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【本レクチャーのポイント】

●日本近代外交史の4つのステージ
●職業外交官の任務とは
●幣原は国内への説得が足りなかった?

<テンミニッツTV編集部>

10/09/2025

◎フーリエ解析、三角関数…数学を使えば音の原材料が分かる
数学と音楽の不思議な関係(3)音と三角関数とフーリエ級数
中島さち子(ジャズピアニスト)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5920

音が波であることは分かっても、それが三角関数で支えられていると言われてもピンとこないという方は少なくないだろう。そこで、その話を補足するのが倍音や周波数という概念であり、そのことを目で確認できるとっておきのイメージが、音の周期性を示す「くし形」の形状である。今回はピアノ、太鼓、おりん、カリンバなど、世界のいろいろな楽器の音色を用いて「音を目で見る」体験から、フーリエ級数による数学の世界との関連性を体感してみよう。(全4話中第3話)

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【本レクチャーのポイント】

●音と三角関数、倍音と周波数
●「倍音」の響きを確かめる
●音色が数学で表現できる
●音を目で見る――周波数の不思議
●音程を持たない音の波形
●音程のある楽器音の波形
●フーリエ解析で音色を見る
●分解できるから再現できる、音と数学の関係

09/09/2025

◎成長を促す「3つの経験」とは?経験学習の基本を学ぶ
経験学習を促すリーダーシップ(1)経験学習の基本
松尾睦(青山学院大学 経営学部経営学科 教授)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5927

組織のまとめ役として、どのように接すれば部下やメンバーの成長をサポートできるか。多くの人が直面するその課題に対して、「経験学習」に着目したアプローチが有効だと松尾氏はいう。では経験学習とは何か。個人、そして集団に成長を促すための経験学習サイクルと合わせて解説する。(全4話中第1話)

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【本レクチャーのポイント】

●「育て上手」の人たちがやっていること
●人を成長させる「連携・変革・育成」
●経験から学ぶ4つのステップ

08/09/2025

◎小隕石落下でも大地震の可能性…地球防衛のための宇宙探査
未来を知るための宇宙開発の歴史(8)太陽系の歴史を紐解く惑星探査
川口淳一郎(宇宙工学者)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5878

月のサンプルリターンから出発し、近年では惑星まで飛び、試料を持ちかえるのではなくその場で探索して情報を送るという、発展系の惑星探査が進んでいる。地球からはるか遠くの惑星や天体の探査が進んでいるのだ。その結果、例えば地球に水をもたらした起源など、生命の歴史を紐解く情報が得られるようになっている。(全14話中第8話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツ・アカデミー編集長)

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【本レクチャーのポイント】

●「無人探査」に旧ソ連は非常に力を入れていた
●日本や中国もサンプルリターンに貢献
●地球に衝突する惑星の軌道変更も可能となっている
●惑星探査は、ついに太陽系惑星の外へ……

住所

西新宿2-7-1 小田急第一生命ビル15階
Shinjuku-ku, Tokyo
163-0715

電話番号

+81333438900

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