テンミニッツTV

テンミニッツTV 東京大学をはじめとする日本の大学教授や一流企業の経営者、世界的権威である医師など、各分野の第一人者が動画で解説。忙しいあなたへ、1話10分の講義をスキマ時間に学ぶことができます。

16/07/2025

◎印象派を世に広めたモネ《印象、日の出》、当時の評価額は
作風と評論からみた印象派の画期性と発展(2)モネ《印象、日の出》の価値
安井裕雄(三菱一号館美術館 上席学芸員)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5858

第1回印象派展で話題となっていたセザンヌ。そのセザンヌと双璧をなすインパクトを与えた作品があった。それがモネの《印象、日の出》である。印象派の発展において重要な役割を果たした本作品をめぐる歴史的議論や当時の市況を解説する。(全4話中第2話)

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【本レクチャーのポイント】

●モネ《印象、日の出》の出展作をめぐる議論
●水門から見える背景と当時の売値相場

<テンミニッツTV編集部>

15/07/2025

◎「信頼できない語り手」とは?村上春樹の謎に迫る文芸批評
AI時代に甦る文芸評論~江藤淳と加藤典洋(4)村上春樹の謎と信頼できない語り手
與那覇潤(評論家)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5845

加藤典洋氏の代表作の1つに、村上春樹の作品を詳細に分析した『村上春樹イエローページ』がある。加藤氏は当時まだ評価が高くなかった村上作品を初期から高く評価していたが、それはなぜか。そこには文芸批評の用語である「信頼できない語り手」という見方と関連があるという。どういうことなのか。AIにはできない文芸評論家の分析という点も含めて解説する。(全7話中第4話)

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【本レクチャーのポイント】

●村上春樹の作品を初期から高く評価
●一見すると、AIに取って替わられそうな分析をしている
●当時流行ったオタッキーなデータ分析本とは一線を画す
●村上小説に登場する「僕」と「信頼できない語り手」

<テンミニッツTV編集部>

14/07/2025

◎ハミルトン経済学の継承者クレイのビジョンと歴史的影響
米国派経済学の礎…ハミルトンとクレイ(2)クレイの米国システム
東秀敏(米国大統領制兼議会制研究所(CSPC)上級フェロー)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5856

歴史への回帰――トランプ第2次政権がその復活を標榜するのは、1820年代に登場したヘンリー・クレイの「米国システム」だった。そこには高関税、国内インフラの開発、第二合衆国銀行の設立という3つの柱があった。それによって、19世紀に果たされたアメリカの工業化と安定的な経済成長を、データをもとに確認しながら、アメリカ経済の礎たるゆえんを明らかにする。(全2話中第2話)

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【本レクチャーのポイント】

●ハミルトン経済学の継承者、ヘンリー・クレイ
●米国システム3つの柱
●残り続けた南北の対立
●データで見る保護主義期の安定的成長

<テンミニッツTV編集部>

12/07/2025

◎イエスも法華経のアバター?「全世界救済」の具体像を示す
おもしろき『法華経』の世界(7)真の救済に向かう
鎌田東二(京都大学名誉教授)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5770

『法華経』の原題は「サッダルマ・プンダリーカ・スートラ」といい「白蓮の正しい教え」を表す。想像を超えた長い年月、無数のアバターを通して『法華経』が目指すのは真の救済である。それゆえキリスト教のイエスも「久遠実成の本仏」のアバターであるというのが、鎌田氏の曲げられない持論となっている。(全10話中第7話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)

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【本レクチャーのポイント】

●『法華経』の原題と翻訳
●1劫=ブラフマンの1日=43億2000万年
●歴史としての人間ブッダ<久遠実成>の本仏
●イエスは『法華経』の重要なアバター?
●真の救済に向かう『法華経』の革命的ビジョン

<テンミニッツTV編集部>

11/07/2025

◎青春期は脳のお試し期間!?社会的ニッチェと信頼の形成へ
今どきの若者たちのからだ、心、社会(2)思春期の成長、青春の脳
長谷川眞理子(日本芸術文化振興会理事長)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5852

思春期にからだが急激に成長することを「思春期のスパート」と呼ぶ。先行して大きくなった脳にからだを追いつかせるための戦略である。脳はそれ以上大きくならないが、脳内の配線が変化する。そうした青春期の脳の実態を知るために、長谷川眞理子氏を中心に「東京ティーンコホート」の研究が2012年に始まった。(全4話中第2話)

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【本レクチャーのポイント】

●異様に大きなヒトの脳
●からだは成長し、脳の配線が変わる思春期
●社会的ニッチェと信頼を構築するためのお試し期間
●「東京ティーンコホート」の概略と経緯

<テンミニッツTV編集部>

09/07/2025

◎マネへの強烈なライバル意識…セザンヌ作品にみる現代性
作風と評論からみた印象派の画期性と発展(1)セザンヌの個性と現代性
安井裕雄(三菱一号館美術館 上席学芸員)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5857

印象派の最長老として多くの画家に影響を与えたピサロ。その影響を多分に受けてきた画家の中でも最大の1人がセザンヌだが、その才覚は第1回の印象派展から発揮されていた。画面構成や現代性による解釈から、セザンヌ作品の特徴を解説する。(全4話中第1話)

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【本レクチャーのポイント】

●模写の域を超えていたセザンヌの作品
●《モデルヌ・オランピア》の現代性とその由来

<テンミニッツTV編集部>

08/07/2025

◎正岡子規と高浜虚子の論争、その軍配と江藤淳暦年のテーマ
AI時代に甦る文芸評論~江藤淳と加藤典洋(3)正岡子規と高浜虚子の「リアリズム」
與那覇潤(評論家)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5844

正岡子規の死後、高浜虚子が回想で述べた師・子規との論争。そこに「リアリズムとは何か」のヒントが隠されていると江藤淳氏は言う。子規と虚子、それぞれの「リアル」とは何か、そしてどちらが本当の「リアル」なのか。近代小説におけるリアリズムについて、『ポケモンGO』、コロナ禍の話を例に挙げて、また白樺派の作家として活躍した志賀直哉を取り上げながら解説する。(全7話中第3話)

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【本レクチャーのポイント】

●『ポケモンGO』で名所を観光するのはアリ?
●高浜虚子の考える「リアル」に軍配
●言葉は物体を規定する「ラベル」ではない
●作家の行為とは、主体的な体験を言葉に出していく営みである
●志賀直哉をはじめ白樺派以降の孤独で空虚なリアリズムへの警鐘

<テンミニッツTV編集部>

07/07/2025

◎フェデラリスト・ハミルトンの経済プログラム「4つの柱」
米国派経済学の礎…ハミルトンとクレイ(1)ハミルトンの経済プログラム
東秀敏(米国大統領制兼議会制研究所(CSPC)上級フェロー)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5855

第2次トランプ政権において台頭する米国派経済学。実はこの保護主義的な経済学は、アメリカの成長と繁栄の土台を作っていた。その原点を振り返り解説する今シリーズ。まずはワシントン政権の財務長官でフェデラリストとして、連邦政府としてのアメリカの礎を築いたアレキサンダー・ハミルトンの思想、その政策について深掘りする。(全2話中第1話)

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【本レクチャーのポイント】

●米国派経済学の原点をさかのぼる
●フェデラリストとアンチフェデラリスト
●ハミルトンの経済プログラム・4つの柱
●南北の対立激化と北部出身者同士の決闘

<テンミニッツTV編集部>

06/07/2025

◎グリーンランドに米国の軍事拠点…北極圏の地政学的意味
地政学入門 ヨーロッパ編(10)グリーンランドと北極海
小原雅博(東京大学名誉教授)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5806

北極圏に位置する世界最大の島グリーンランド。ここはデンマークの領土なのだが、アメリカの軍事拠点でもあり、アメリカ、カナダとヨーロッパ、ロシアの間という地政学的にも重要な位置にある。また、気候変動によってその軍事的意味合いが増すエリアが北極海だ。最終話では、グリーンランドを中心にアメリカを取り巻く地政学の最前線について解説する。(全10話中第10話)

※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)

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【本レクチャーのポイント】

●グリーンランドの地政学的重要性
●気候変動によって重要性を増す北極海

<テンミニッツTV編集部>

05/07/2025

◎陀羅尼品…あらゆるものが暗号であり、メタファーである
おもしろき『法華経』の世界(6)「陀羅尼品」とエニグマ
鎌田東二(京都大学名誉教授)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5769

『法華経』下巻の「陀羅尼品」を読めば、それが真言宗の真言(=マントラ)と同様の構造を持っていることが分かる。天台教学における「諸法実相」や「本覚思想」という形而上学も、華厳経の「重々帝網」という次元世界も、全ては法華経に含まれるとも考えられるのである。「陀羅尼品」は、エニグマにように世界の暗号を解読するキーなのだ。(全10話中第6話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)

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【本レクチャーのポイント】

●「陀羅尼品」が告げる写経や供養、説法の徳
●「陀羅尼」の功徳がつなぐ『法華経』と真言
●『法華経』の中に天台、真言、華厳などのすべてがある
●「陀羅尼品」とエニグマ――諸法実相を支える「変換の思想」

<テンミニッツTV編集部>

04/07/2025

◎なぜ思春期は大事なのか?コホート研究10年の成果に迫る
今どきの若者たちのからだ、心、社会(1)ライフヒストリーからみた思春期
長谷川眞理子(日本芸術文化振興会理事長)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5851

なぜ思春期に注目するのか。この十年来、10歳だった子どもたちのその後を10年追跡する「コホート研究」を行っている長谷川氏。離乳後の子どもが性成熟しておとなになるための準備期間にあたるこの時期が、ヒトという生物のライフヒストリーにおいていかに大事か、いわばおとなの暮らしを“OJT”する思春期の重要性とその特徴について語る。(全4話中第1話)

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【本レクチャーのポイント】

●なぜ思春期を継続的に研究するのか
●離乳と性成熟は哺乳類の成長における画期
●長くゆるやかに流れるヒトのライフステージ
●ヒトに重要な離乳後の成長、とりわけ思春期

<テンミニッツTV編集部>

03/07/2025

◎豊かな江戸文化の礎は?…「享保の改革」以降の政策を比較
田沼意次の革新力~産業・流通・貨幣経済(6)江戸後半100年を支えた田沼時代
養田功一郎(元三井住友DSアセットマネジメント執行役員)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5817

江戸時代、化政文化期の文化人を生んだのは、経済や文化の発展が積極的に促された田沼時代だった。そんな田沼時代の政策を、享保の改革、田沼時代、寛政の改革という3つの時期で比較しながら改めて振り返る。そこから、その後の100年を支えた田沼意次の政策の真の意味を読み解く。(全6話中第6話)

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【本レクチャーのポイント】

●地方経済の発展と化政文化
●「享保の改革」以降の政策を比較する
●その後の江戸時代100年を支えた田沼時代

<テンミニッツTV編集部>

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