テンミニッツTV

テンミニッツTV 東京大学をはじめとする日本の大学教授や一流企業の経営者、世界的権威である医師など、各分野の第一人者が動画で解説。忙しいあなたへ、1話10分の講義をスキマ時間に学ぶことができます。

30/07/2025

◎モネやドガに影響を与えたジャポニスムの前衛性
作風と評論からみた印象派の画期性と発展(4)脱固有色とジャポニスム
安井裕雄(三菱一号館美術館 上席学芸員)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5860

印象派の作品が他の作品と一線を画した要因には、対象の持つ色を無視した「脱固有色」と、それをアイロニカルなスタイルで指摘する評論家の存在があった。今回は、印象派の発展において重要な役割を果たした評論家のスタイルと、モネやドガなどのジャポニスムの前衛性について解説する。(全4話中第4話)

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【本レクチャーのポイント】

●印象派の「脱固有色」の画期性
●印象派の地位と評論家の存在
●風景画と風俗画の前衛性とジャポニスム

<テンミニッツTV編集部>

29/07/2025

◎江藤淳と喧嘩…加藤典洋『テクストから遠く離れて』の意味
AI時代に甦る文芸評論~江藤淳と加藤典洋(6)『閉された言語空間』の問題意識
與那覇潤(評論家)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5847

江藤淳氏の著作『閉された言論空間』は、陰謀論として江藤の評価を貶めることにもなっているのだが、最近は新しい解釈が与えられつつある。加藤典洋氏も当初は江藤氏の姿勢に疑問を呈していたが、『テクストから遠く離れて』のあとがきで江藤氏の問題意識として捉えなおす文章を残している。この2人の著作をもとに、AIにはできない、すなわち人間でないとできないことについて言及する。(全7話中第6話)

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【本レクチャーのポイント】

●陰謀論扱いされている『閉された言語空間』
●吉本隆明との対談で江藤淳が主張した問題提起
●「完全に検閲されきってしまった書き手」
●テクスト論を批判した『テクストから遠く離れて』
●江藤淳と喧嘩した加藤典洋の真意

<テンミニッツTV編集部>

28/07/2025

◎ロケット開発の功労者たち…草創からV2、スプートニクへ
未来を知るための宇宙開発の歴史(2)宇宙開発の初期段階
川口淳一郎(宇宙工学者)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5872

宇宙へ飛び立つために必要なロケット開発は「だれが、どのようにして」生み出したのだろうか。また、第二次世界大戦から戦後、米ソの冷戦の時期にかけて、どのような開発・進化を遂げていったのか。その背景に迫りながら、初期のロケット開発の過程、その黎明期を解説する。(全14話中第2話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)

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【本レクチャーのポイント】

●ロケットに関する方程式を生み出した技術者
●アメリカで非常に有名な「ロケットの父」
●フォン・ブラウンから始まる米ソのロケット開発競争
●世界に衝撃を与えた“スプートニク・ショック”
●ソ連から1年遅れでアメリカも衛星を打ち上げる

<テンミニッツTV編集部>

27/07/2025

◎内臓脂肪がなぜ増えた?データから考えるリスクファクター
生活習慣病予防に~健診結果の正しい読み方(1)データから生活習慣を考える
野口緑(大阪大学大学院医学系研究科 公衆衛生学 特任准教授)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5868

健康診断の結果をどう読み解き、日々の生活に生かすべきか。実際の診断結果を見ながら解説する本シリーズ。今回は、コレステロールや内臓脂肪を例に、自分のどのような生活習慣が数値の増減をもたらしたかを考えていくことの重要性を確認する。(全3話中第1話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)

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【本レクチャーのポイント】

●健康診断の結果をどう見るか
●コレステロールは食事でコントロールする
●自分にとって必要な生活習慣の選択が重要
●内臓脂肪がなぜ増えたかを考える

<テンミニッツTV編集部>

26/07/2025

◎仏の寿命は無量で久遠に実在する…「如来寿量品」の神秘
おもしろき『法華経』の世界(9)「如来寿量品」と三身論
鎌田東二(京都大学名誉教授)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5772

『法華経』の特質は、その予言力、呪力、神通力にある。それゆえ「密教の走り」とも考えられると鎌田氏は説く。とりわけ「久遠実成の本仏」を説く「如来寿量品」は、『法華経』のなかでも重視されてきた。釈迦が生まれて仏教を説くはるか以前から仏はいたのだというのは、どのような考え方なのだろうか。その秘密を「三身論」は、法身・報身・応身で解き明かしていく。仏が自由にナラティブ=物語化されていく本質とはいかなることなのだろうか。(全10話中第9話)

※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)

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【本レクチャーのポイント】

●『法華経』の五つの特質
●『観音経』が示す救済の形と「方便力」「本覚性」
●「如来寿量品」が示す「久遠実成の本仏」と三身思想
●「法身、報身、応身」の三身をめぐる神秘

<テンミニッツTV編集部>

25/07/2025

◎思春期の子どもの幸福感に影響するのは母親よりも父親!?
今どきの若者たちのからだ、心、社会(4)人生の幸福感を左右する思春期の経験
長谷川眞理子(日本芸術文化振興会理事長)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5854

スマホやタブレット等の利用時間が伸びた結果、若者の睡眠時間が短くなり、絶望感を感じる若者の割合が増えてきた――これはアメリカの研究結果だが、世界的にも思春期の研究が進む中、デジタルデバイスが若者に与える悪影響が明らかになり、衝撃を与えている。また、長谷川氏らによる「コホート研究」では、インターネットの濫用から多動・不注意・抑鬱状態との悪循環が陥ることが分かった。そこで最終話では、イギリスで行われた研究結果なども踏まえて人生の幸福感を左右する思春期の経験、家族の関係性について解説する。(全4話中第4話)

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【本レクチャーのポイント】

●電子デバイスが増えると睡眠時間も生きる気力も減ってゆく?
●インターネットの濫用にはじまる悪循環
●「記憶のコブ」と人生の幸福感が支える思春期の大切さ
●父親の積極的な養育参加の効果と実態
●ゆとり感と信頼関係が支える思春期の子どもの幸福感

<テンミニッツTV編集部>

23/07/2025

◎モネの作品が売れない!? 印象派に与えた不況の影響
作風と評論からみた印象派の画期性と発展(3)印象派展とサロン
安井裕雄(三菱一号館美術館 上席学芸員)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5859

アカデミックなサロンに対して距離を取り、前衛的な作風に挑むというイメージが強い印象派だが、実際にはそんな単純な関係ではなかった。印象派展を顧客へのアピールの場と捉え作品を出品していたモネをはじめとする印象派と、ドガをはじめ独立派を自称した画家たちとの共通項を解説する。(全4話中第3話)

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【本レクチャーのポイント】

●画家と画商を取り巻く当時の景気の影響
●アピールの場としての印象派展

<テンミニッツTV編集部>

22/07/2025

◎村上春樹が『ノルウェイの森』で描いた不自然な嘘と真意
AI時代に甦る文芸評論~江藤淳と加藤典洋(5)『ノルウェイの森』の嘘とメンタル
與那覇潤(評論家)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5846

村上作品の大ベストセラー小説『ノルウェイの森』。ここでも主人公の「僕」はわざと自分の立場を悪くするような嘘をついているのではないか、と加藤典洋氏は読み解く。これが本当ならば、なぜ村上春樹はそのようなことを描いたのか。AIが行うデータ分析や客観性からは見えてこない「人間ならでは」の分析、文芸評論の神髄について、與那覇氏自身のメンタルに関する体験も交えながら迫る。(全7話中第5話)

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【本レクチャーのポイント】

●『ノルウェイの森』で「僕」につかれている嘘
●なぜわざと、あえて不自然な嘘をつくのか
●AIにはない、「深い部分を知りたい」という欲求
●「同意なき共感」――客観性で人間の心を救うことはできない

<テンミニッツTV編集部>

21/07/2025

◎宇宙開発の歴史、そして未来へ…6枚の写真で概観する
未来を知るための宇宙開発の歴史(1)宇宙開発の流れを概観する
川口淳一郎(宇宙工学者)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5871

宇宙開発は、人類の誕生を起源に迫るという意味でも、われわれの将来を形づくるうえでも、非常に大切な取り組みである。それは一体、どのようにして歩みを進めてきたのだろうか。まずは印象深い「6枚の写真」を用いながら、宇宙開拓のおおよその流れを解説する。(全14話中第1話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)

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【本レクチャーのポイント】

●宇宙開発の流れを「6枚の画像」で見ていこう
●冷戦後はロシアを含めた「国際協働」が掲げられた
●「何のために宇宙開発を行うのか」が問われる時代へ

<テンミニッツTV編集部>

19/07/2025

◎「菩薩」とは?…神道の「むすひ」「修理固成」との共通性
おもしろき『法華経』の世界(8)菩薩思想と『法華経』
鎌田東二(京都大学名誉教授)
https://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=5771

菩薩はサンスクリットでは「ボーディサットヴァ」、教学的には仏になる一歩手前まできた修行者を指す。悟りの手前で踏みとどまり、悟りの智慧と慈悲で人々を救済するという覚悟を持った存在だが、菩薩にはいろいろな姿形があるという。しかも、その姿は、神道の「むすひ」や「修理固成」の考え方とも、大いに共通するのだという。今回は「菩薩思想」について語り合う。(全10話中第8話)
※インタビュアー:川上達史(テンミニッツTV編集長)

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【本レクチャーのポイント】

●菩薩の意味合いと三乗思想
●菩薩思想と『法華経』の演劇的表現
●神道神学と世界宗教共通の指南書『法華経』

<テンミニッツTV編集部>

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西新宿2-7-1 小田急第一生命ビル15階
Shinjuku-ku, Tokyo
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電話番号

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