
13/09/2025
\7月、8月の読者はがきより/
この夏にもたくさんの読者はがきをいただきました。
みなさまありがとうございます。
読み終わってすぐ書いてくださる方、いま読んでいますと送ってくださる方、そしてこれから読みますという方も。
読んでから時間が経って感じることもきっとあると思います。
はがきというかたちでもSNSでのつぶやきでも、ぜひ本の感想を教えて下さいね。
いただいた感想をいくつかご紹介いたします。
●『街と山のあいだ』 若菜晃子 著
“山登り”と言えば、子どもの頃の遠足の記憶くらいしかありませんが、山の中に小さな発見があるように、この本の中に小さな気づきや発見がありました。
私の日常に余韻を残す文や言葉が散りばめられており、「山好き」でなくてもそばにおいておきたい一冊になりました。
●『音を立ててゆで卵を割れなかった』 生湯葉シホ 著
タイトルに惹かれて手に取りました。これまで食べられなかったものについてはあまり考えたことがありませんでしたが、振り返ってみると、好きな人との初デートでのハンバーガーや、作るのに失敗して石のように固かったマカロン……自分にもあったなと気付かされました。
「毎日、なんのリハーサルもしていないまま舞台にあげられてしまった人のような気分でいました。」
この文を読んだ時に私は、この本を絶対に読まなくてはと思いました。この本を手に取った瞬間に顔が熱くなり、汗でうねった髪の毛がどんどん広がり恥ずかしかった私を取り戻しました。
忘れてはいけなかった。
塗り重ねてはいけなかった。
この本は、私の初めての自己啓発本となりました。
●『空気が静かな色をしている ー日々ごはん2021.7→12ー』 高山なおみ 著
丁寧で、やさしい文章。どんな描写も、ぜんぶ温かい。
私もこんなにつぶさに世の中を捉えることができたなら、どれだけ世界は美しく輝くのだろうかと思いながら読みました。
出てくる料理がどれもおいしそうで、「生きている」感じがする。身体と心のすみずみに行き通って力になるような料理ばかりだった。最近ひとり暮らしを始めたので、私もこんな生活ができたらいいなと憧れを持つことができて嬉しい。
●『もしぼくが本だったら』 文:ジョゼ・ジョルジェ・レトリア 絵:アンドレ・レトリア 訳:宇野和美
雑誌で紹介されていて知りました。タイトルを見て、即買いしました。本のサイズ、手触り、色合い、全部大好きです。今のところ“夜がふけるまで読まれたい”と“無人島に行ってもいい”のページがお気に入り。きっとその日の気分次第で変わると思うけど。
●『早川ユミのちくちく服つくり』 早川ユミ 著
自分の普段着くらい手作りしたいと思いながら、一歩踏み出せていませんでした。この本を読んだあととても心が自由になり、思いついたままにパジャマからでも作ろうと決心したところです。
気になった本を手にとって見てくださいね。
みなさまのご感想、お待ちしております!
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