05/29/2026
NASASpaceflightのライブ配信の通り、現地時間2026年5月28日(木)の夜9時頃、フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地の第36発射施設(LC-36)にて、Blue Originの大型ロケット「New Glenn(ニューグレン)」が燃焼試験(スタティック・ファイア・テスト)中に爆発する重大なインシデント(アノマリー)が発生しました。
現時点で判明している主な状況は以下の通りです。
被害と安全性の状況
人的被害はなし: Blue Originの公式発表によると、すべての作業員の安全が確認されており、怪我人は報告されていません。
周辺への影響: 爆発の衝撃で近くの住宅が揺れ、夜空が一時的にオレンジ色に染まるほどの大きな火球が目撃されましたが、地元当局は有害なガスなどの危険性はないと発表しています。
テストの目的と積荷について
4回目の飛行(NG-4)に向けた準備: 今回は、Amazonの衛星インターネットサービス「Project Kuiper」の通信衛星48機を打ち上げるミッションに向け、第1段ロケットのBE-4エンジン7基を点火する最終チェックを行っていました。
人工衛星の被害は回避: 幸いにも、このテスト段階では48機の人工衛星はまだロケットに搭載されていなかったため、積荷の消失は免れています。
今後の懸念点
発射台の損傷: 今回爆発が起きた「LC-36」は、現時点でNew Glennを打ち上げられる唯一の発射台です。設備がどの程度のダメージを受けたかによって、今後の運用再開スケジュールが大幅に遅れる可能性があります。
相次ぐトラブル: New Glennは前月(2026年4月)の3回目の飛行でも第2段の不具合により人工衛星を予定外の軌道に投入してしまう失敗を経験したばかりでした。FAA(連邦航空局)の指導のもとで原因究明が行われる見込みです。